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6月29日質問事項5

5.観光振興・世界遺産
○日本経済新聞:少し観光についてお伺いしたいと思います。
1つは、石見銀山が知事が就任なされてすぐ世界遺産、文化遺産になりましたけども、来年10周年ということで、もう今年からいろいろと、例えばペルーの銀山関係と連携したりとか、これについて、知事としてどういうふうにこれから盛り上げていったらいいかというふうにお考えでしょうか。
○溝口知事:10周年ありますからね。
○日本経済新聞:10周年に向けてですね。
○溝口知事:そういうものの支援をしていきますが、いろいろな機会を通じて、石見銀山のPRをやっていくということがやっぱり一番大事なことでしょうね。そう妙案があるわけじゃないです。
○日本経済新聞:じゃないですね。
今の現状についてはどう見てらっしゃるんですか。あまり勝ち組、負け組っていうのは変ですけど、ただ、石見銀山はちょっとあんまり観光客、最初は伸びたけれども、なかなか伸び悩んでいるという見方も出ていますけれども。
○溝口知事:そうですね、いろんな要因があると思いますけどね。やはり石見銀山の歴史などがある程度わからないと、その意味合いを理解をするというのはなかなか難しいとか、ちょっと遠いとかね。それから、行っても、何か巨大なモニュメントがあったりするわけではないですからね。
○日本経済新聞:それ、ないですね。
○溝口知事:まちを歩いて行くという。それで、あれも歩かなきゃいかんですから、結構、高齢の方とかお困りになるし、それから、そういうふうに歩いて行くと時間が足らないというようなこともありますね。そういう難しいことがありますけども、地道に粘り強くやっていくということじゃないでしょうかね。だんだん山陰道なんかが整備されてきますと、車でも割と簡単に行けるようになりますから、またそうすると状況も変わり得ますね。それから、中山間地域のほうに向かっていく途中に行くとかね。やはり交通の便をよくするということも大事な課題だと思います。
○日本経済新聞:ちょっとよそから来た者としては、温泉津に何回か足を運びましたけれども……。
○溝口知事:そうですね。
○日本経済新聞:温泉津との合体がまだちょっとうまくいってないような気がしますけどね。
○溝口知事:温泉がありますからね。
○日本経済新聞:はい。
○溝口知事:いずれにしても、そういうものとの組み合わせとか、いろんなことをやっていかなきゃいかんというふうに思います。
○日本経済新聞:もう一つは、JR西日本の観光に関する連携というか、協力なんですけれども、1カ月ぐらい前だと思いますが、平成30年の大山の開山記念、それから松江の不昧公没後でJR西がデスティネーションキャンペーンを山陰でやるということで、そのときに知事も平井さんと一緒にお出になられましたが、まず、これに対しては今どういう期待をしてらっしゃるでしょうか。
○溝口知事:その後のことですか。
○日本経済新聞:いや、デスティネーションキャンペーンについてですね。
○溝口知事:JRも松江にオフィスをつくられたりして、観光の振興をやっていこうということですから、JRを活用しながら観光振興をやっていくというのはありがたいことですし、我々も協力してやっていきたいというふうに思っています。
○日本経済新聞:かなり観光の開発に前のめりのような印象を受けるんですけれども、一つは、山陰インバウンド機構に対してかなり協力しているということですが、その面では、知事、具体的にどういうことを望みますでしょうか。
○溝口知事:それも一つは、やはり交通網を早く整備をしていっていくということ、あるいはJRを使うということ、それによって、連泊ができるとか、そういうことをさらに進めていくということですね。

○中国新聞:あと、観光の関連で、松江城の天守が国宝になってから間もなく1年、正式指定からですね。答申が出たのが5月で、5月の主要施設の観光の客数なんかを見ても、ふえた去年よりももうちょっとふえてるという感じの数字が出てたと思うんですけれども、その辺、だんだん勢いというか、話題性が薄れていくかもしれませんが、今後の考え方というか、松江城を生かした観光PR。
○溝口知事:これはふえるだろうと思いますね。松江のような場所はそう多くないですからね。今そのブームのようなものがこれからも拡大をしていくだろうというふうに思います。そういう中で、海外の人もこういう場所に関心を持つ人もいますね。何度も日本に来たりする人とか、一部のフランス人なんか非常にこういう文化には関心がありますね。先ほどの山陰DMOとも絡んで、松江城を中心としたこの辺の観光ルートをさらに多くの人に知ってもらうように努力をしていかなきゃいけないというふうに思います。
○中国新聞:観光客がふえれば、去年からのいろいろ問題ではあるんですけど、受け入れ側の要するにいろんな体制とか、あるいは駐車場だとか、そういう問題が、直接は松江市さんがやることかもしれませんけども、県のほうでどういうふうなバックアップをしていく……。
○溝口知事:県もそういう面で必要なバックアップはしていきたいと思いますね。
○日本経済新聞:現存している国宝のお城が安土桃山時代から江戸の初期にかけて短期間でつくられて、例えば犬山とか彦根とかだと思うんですけども、松江市としては、そういうのを一括して連携して世界遺産にというアイデアが出てますけれども、この世界遺産ということについては、知事、どういうふうに思ってらっしゃいますか。推進したらいいのか、あるいはそうでもないのか。
○溝口知事:それはそれぞれのお城を持っているところが相談して決められたらいいと思いますけども。
○日本経済新聞:松江城自身は世界遺産になればいいというふうに思われるのか。
○溝口知事:それはインパクトあると思いますよ。そういう、ああいう形のお城というのはないですからね。日本の武家文化の一つのシンボルみたいなもんでしょ、侍のシンボルでしょうから、それは日本独特のものですからね。それはまとまれば、そっちのほうのインパクト大きいと思いますね。


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