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3月8日質問事項1

1.古代出雲歴史博物館

○日本経済新聞:知事、これに関してお伺いしたいんですけども、今、10年、知事の御就任からということなんですが、10年間、この歴博が果たした役割について、今の段階でどう評価してらっしゃいますでしょうか。

○溝口知事:例えば平成25年には出雲大社展があったわけですけども、まさに出雲の古代世界がどういうふうになっていたのかというようなことで、出雲大社にお参りされる方々が島根の古き文化を見ていただく、そういう役割がございましたし、そうしたものは今後も続いていくわけでございます。やはり島根県は古い時代から豊かな自然の中に古き文化が残っておる、そういう特別な地域であると、そういうことを知らせる大きな場になっているということですね。非常に大事な博物館だというふうに思います。

○日本経済新聞:それから、総合戦略も含めて、観光が非常に重要なテーマですけれども、これから歴博をどのように活用していくか、そのコンセプトというか、いう面で御意見があれば。

○溝口知事:そうですね、出雲大社の隣にあるわけでして、縁結びの神様にお願いをした後、古代出雲歴史博物館に寄りまして古代世界の銅剣でありますとか銅鐸でありますとか、そういう文化を見ますと、ああ、古代世界はこういうところまで進んでいたのかとか、関心、興味が広がるんじゃないかというふうに思います。

○日本経済新聞:もう一つだけ、これはちょっと出雲市の話になるかもしれませんけれども、先週末も大社に行ってきましたら、この歴博の向かいに月夜のうさぎっていうすごいでっかいホテルができてまして、そういった宿泊施設とか、その辺、観光を含めてどういうふうに連携していくかというのは。

○溝口知事:出雲大社周辺には大きなホテルがありません、ホテルといった宿泊施設がたくさんないんで、お参りをされますけども、ほかのところに行かれるということで、歴史博物館もありますし、ワイナリーもありますし、それから日御碕灯台などもありまして、一日を使っても、そしてホテルへお泊まりになっても、そういう観光を楽しむことができるんじゃないかというふうに思います。出雲市がそういう面で随分いろんな誘致、活動をされていますから、県もできる支援はしていこうというふうに思っています。

○日本経済新聞:ありがとうございました。

 

○NHK:知事、歴博の件でちょっと伺いたいんですけども、この数年とかですと、目標値の200%を超える来館者の方がいらっしゃったりとか、かなり遷宮効果もあってお客さんがいっぱい来られていたんですけど、今後、やっぱりその遷宮効果が薄れていく中で、また新たなお客さんの呼び込みとかも必要になってくるかと思うんですけども、この先の10年なんですけども、特にここを力を入れてやりたいとか、何か数値目標的なところで、去年300万人、来館者、達せられましたけど、この先の10年で、特に何かこういった目標とか、こういったことに力を入れたいとか、知事のお考えはありますでしょうか。

○溝口知事:歴博は、先ほども少し紹介をいたしましたが、石見銀山展を7月に始めるとか、それから10月から年末、12月までは島根の仏像、平安時代の仏像などの展示会をすると。それから今年の末から来年の初め、1月の末ぐらいまで出雲の神楽を支える展示、それから来年の3月23日から5月26日までは隠岐の黒曜石の展示会をやるということで、先行きを見ながらいろいろ興味をお持ちになるような素材、あるいはほかとの連携などを考えていきたいと。そういうことによって、出雲大社に来られる方々などにも見ていただくように努力をしてまいります。


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