１１．美保基地の空中給油機
○日本経済新聞：知事、午前中に松江市の松浦市長がいらっしゃった件で一つだけお聞きします。
美保基地の空中給油機については条件つきで受け入れたいという話だったんですけども、その中で、米子など立地自治体並みの補助金を出すべきだという話がありましたけれども、これについて知事、見通しとか、あるいは賛否というか、それは。
○溝口知事：これは、今回の空中給油機の話とは別に、前々からあるわけですね。特定防衛施設周辺整備調整交付金とか、ちょっと具体的なあれは江島ですが、自衛隊の基地のある市町村に対しては、国からの交付金が出るということになってるわけですよ。それで、基地はないけども飛行機がおりてくるときには騒音であるとかいろんなことで影響を受ける周辺自治体があって、それもいわば自衛隊があることによる不便さに対して、あるいはいろんな課題に対して影響を与えているわけですから、そういうところにも出すべきだというのは、これはもう何十年と続く課題なんですよ。僕らが若いときからもうやってましたけどもね。それは結局、やはり日本の防衛のために防衛費はどんどんふやさなきゃいかんけども、なかなかそれがふやせないわけですね。最近は少しいろんな情勢も変わってきてふえるような状況になっていますが、やはり防衛のための、直接防衛に関係する経費はある程度できるけども、その他の部分はなかなか、防衛費を削ってそっちをふやすというのはなかなか難しい状況が続いているというのは事実ですね。
○日本経済新聞：ということは、率直に言って難しいというふうな感じですかね。
○溝口知事：しかし、それはそれとして、ずうっと我々も、県としても要請してますけれども、これからもやっていくつもりです。
○日本経済新聞：はい。
○溝口知事：じゃあ、時間が来ましたので終わりにしましょうか。