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4月13日質問事項3

3エネルギーミックス・原発
○中国新聞:知事、済みません、選挙戦中だったんでなかなか言及できなかったかもしれませんけど、4月の頭に自民党がエネルギー政策の2030年の電源構成について、ベースロード電源を6割にという提言を安倍首相にされたわけですけれども、そうすると、原発の比率というのは2割ぐらいになるんではないかと言われてるわけですが、知事は選挙戦中、ずっと国がエネルギー政策を明確に示す必要があるというふうにおっしゃってましたけど、これは明確に示されたというふうにお考えですか。
○溝口知事:そこの話は多少聞いてますけども、詳しい分析は見てるわけじゃありません。いずれにしても政府はベースロード電源として原発をどうするかというのは一つの課題としてやってきてますからね、それはエネルギー政策として政府が日本全体のことを考えておやりになるわけです。他方で、原発については、やはり安全性の確保ということが大事ですから、稼働したり、あるいは新しい原発をつくったりするというようなことになると、安全性の確保を規制委員会がきちっとやらなきゃいけませんね。
それから、原発のリスクはゼロになるわけじゃありませんから、安全対策とか、そういう問題もきちっとやっていく必要があると、そういうことじゃないでしょうか。
○中国新聞:現状ですと、原子力発電という項目で割合が示されてるわけではないと、この状況では、まだエネルギー政策というのは具体的に示されてないというふうにお考えなんですか。
○溝口知事:そこら辺は私も詳しくは知りませんけども、政府はいずれにしても原発の依存度を下げるとか、いろんな考えもおありですから、当然そういうことについても計画の中で盛り込まれていくんじゃないでしょうか。
○中国新聞:じゃあ、今後の計画、電源構成比率の行方は、今後見守っていきたいというお考えでしょうか。
○溝口知事:見守っていくというか、それは政府が、政府の責任として決めることですね。もちろん国民の意見もよく聞きながらおやりにならなきゃいけませんけどもね。
○毎日新聞:知事、済みません、原発の関連で1点。
昨日の知事の選挙報告会の後の報道各社共同のインタビューのときに、質問で選挙期間中に原発について余り触れなかったという部分について、私どもの考えを説明してるんで、自治体の方は理解しているというふうにおっしゃったと思うんですけれども、この場合、「自治体の方」というのは、自治体、各自治体の首長さんなり各市議会の議員さんとか、そういうようなお話なんですか。それとも今回、知事選の有権者、それぞれ各有権者隅々まで私ども、つまり知事や県の考え方というのはもう既に周知されているものだという意味だったんでしょうか。どちらでしょうか。
○溝口知事:一般的に私の考えはね、ずっとこの場でも議会でもずっと言っておりますから、そういう意味で、この問題について、私の考えでどうかという議論は余りありませんからね、そこは繰り返してないということと、それから、選挙のあれは非常に時間が短いですね。大体5分、長くて10分というようなことで、そういう中で皆さんの一番関心の高いところなどを、人口問題、あるいは若者の雇用の問題とかを中心にお話をしたということであります。だから、原発に関する私の考えは以前と変わってませんから、新しいことはないんで、新たに申し上げることはしておりませんということを申し上げています。
○毎日新聞:演説は5分、10分しかないから関心の高いところをということは、つまり知事の中では原発に関する、島根原発に関する話題というのは、有権者の関心の高いところではないというふうに判断されたということですか。
○溝口知事:いや、そうじゃありませんけども、私の考えは、皆さんにも議会にも、あるいはそれぞれの関係市町村にも申し上げておるところであって、それについて議論がいろいろ沸騰してるわけじゃありませんから、その点について改めてお話はしなかったと、こういうことを申し上げているわけです。
○毎日新聞:ただ、報道されている部分は、当然新聞、テレビで知事の発言として報道される部分も当然ありますし、各首長さんや基礎自治体の議員さんとか各市役所の職員さんなんかには伝わってる部分はあると思いますが、それぞれの各地域地域に住んでいる県民の方、有権者の方それぞれに対して直接知事の言葉として知事の考えを示すという絶好の機会だったとも思えるんですが、そういうお考えはなかったわけですか。
○溝口知事:前から申し上げておりますように、私の考えはもう一貫しておりますから、それを改めてすることはしなかったと、こういうふうに考えてください。
○毎日新聞:ただ、今回、原発をめぐる議論というのは、2期目、まだ4月の末まで2期目の任期中ではありますけれども、前回の選挙の直前に福島の事故があって、それ以降にいろいろと議論が進んだ部分というのも大きいと思うんですが、そうなると、今回の選挙戦で訴える機会というのは十二分にあったと思うんですが。

○溝口知事:それはいろんなチャネルで県民の皆さんにはお伝えしてるわけでして、議会の論議もありますし、皆さんの会見でもいつも繰り返しておるわけでありまして、私が新しく考えを変えたとかいうことじゃありませんから、そこはそういう考えで対応したと、こういうことです。
○中国新聞:今回、松江を中心に、民主の方とか共産の方とか、自民の方も結構原発のことについて言及する方が多かったんですが、そういった動きについてはどういうふうに思われますか。
○溝口知事:それはさっき申し上げたように、人々によって考えの違いがありますからね、私はそういう意味でいろんな考えの違いをよく聞いて、その上で総合的に判断をしていこうということを申し上げているわけです。
○中国新聞:前回の選挙戦では、やっぱりその事故もあって、選挙期間中、原発について知事のほうにお声をかけてた有権者がいたとか言われてましたけど、今回、この選挙期間中に有権者からそういった原発についてのことについて、何か問われたり話されたりしたことはあったんですか。
○溝口知事:ありませんね。

○中国新聞:知事、原発の2号機の規制委員会の審査がもうそろそろ終わりそうなんですが、知事、この4年間の任期中に再稼働について自分が判断する機会が訪れるとは思ってらっしゃいますか。
○溝口知事:わかりません。

○日本経済新聞:お時間で、原発について一つだけ確認させてください。
3月に松浦市長が、原発2号機の周辺の視察しました。それで、安全審査は進んでますけれども、どのぐらいのタイミングで、知事としてもう一回2号機、それから3号機を現場で見る必要があると考えてらっしゃるかどうか、そこについてお考えをお願いします。
○溝口知事:私がですか。
○日本経済新聞:はい、知事御自身が。
○溝口知事:まだ今の段階で見なきゃいかんとは思ってません。
○日本経済新聞:逆に言うと、審査が終わるまでに見る必要性というのはないんでしょうか。
○溝口知事:むしろ審査が終わってから見ないといけないんじゃないですか。
○日本経済新聞:終わってからでいいということですね。
○溝口知事:いやいや、それはもちろん終わる前だって可能であればしますけども、しかし、どういうことをして、どういう問題を解決して、あるいはどういう問題が残ってるかということをよく聞かなきゃいけません。
○日本経済新聞:わかりました。
○溝口知事:それはまだ時間が相当あるんじゃないかという気がします。


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