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9月17日コメント

溝口知事:それでは、会見を始めます。
私から2点、コメントをいたします。
1.錦織圭選手への県民栄誉賞
1点目は、今お配りした1枚紙であります。前回、8日の会見のときに全米オープンテニスで準優勝されることになった錦織圭選手への県民賞授賞については、御本人の意向などもお聞きしてと申し上げまして、その後、関係の方を通じて御本人の意向を聞いておりましたが、昨日、今お配りした2点目に書いてありますように、関係の方を通じて、そこに書かれているようなメッセージが伝えられましたので報告をいたします。
読みますと、深夜の時間帯にもかかわらず応援をしてくださった島根県の皆さんのパワーをいただき、頑張ることができました。御声援に感謝します。来年以降も決勝の舞台に戻ってこられるように、そして全米に限らず全豪、全仏、そしてウィンブルドンでも優勝を目指してさらに精進します。私にとっての原点は13歳まで育った松江市であり島根県なので、県民栄誉賞の授与はとても光栄な話です。ただ、24歳の私はまだまだ発展途上であり、グランドスラムの優勝、そして世界ランキング1位などの目標があり、夢に向かって努力している最中です。仮に賞をいただけるのだとしたら、自分がプロテニス選手として何かをなし遂げ、キャリアに区切りをつけたときがふさわしいのではないかというのが率直な思いです。また、自分が現役を引退したときに、地元である島根県に何か恩返しができたらとも思っています。今後とも島根県松江市出身の錦織圭として世界の舞台で活躍していくので、県民の皆様に今回同様、応援していただけたら大変うれしく思います。と、いうことでございます。
県としましては、御本人の意向に沿いまして、県民栄誉賞の授与につきましては、見送ることといたします。将来また検討していきたいということですね。県民の皆さんとともに錦織圭さんの応援をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2.古代出雲歴史博物館企画展「修験の聖地出雲国浮浪山鰐淵寺」

 2点目は、こちらに出ておりますが、平田にあります「修験の聖地出雲国浮浪山鰐淵寺」の企画展であります。10月10日から11月24日まで、古代出雲歴史博物館で開催される予定です。
秋は紅葉の名所として有名な山陰屈指の天台宗の霊場である鰐淵寺を取り上げた展覧会ということです。展覧会では、まとまって公開される機会の少ない鰐淵寺伝来の仏像や絵画、工芸品を一堂に展示をいたします。近年の学術調査で新たに発見された元三大師坐像など、初公開展示をするもののほか、天台大師像など50点、36年ぶりの公開となるということです。
鰐淵寺は古くから仏教修験者の修行の場であり、地域の信仰や学問の中心として政治的にも大きな力を持っておりました。今回、貴重な文化財を通して平安時代から江戸時代までの鰐淵寺の歴史を紹介します。あわせて出雲地方の古代から中世にかけての仏教文化や地域の有力寺院であった鰐淵寺の役割などについても解説を行います。
展示件数は92件ですね。うち重要文化財が11点、県の指定文化財が36点、新発見が先ほどの元三大師坐像など3点、初公開が不動明王立像など10点、それから36年ぶりの公開になります天台大師像などであります。
ここのパネルにあります、こちらがきれいな、銅でつくられた観音菩薩立像で、西暦692年の銘があるということであります。右の上が初公開となる不動明王立像ですね。それから(チラシの)裏のほうに新発見の元三大師坐像、右から2番目とか、あと重文(の仏像)などが載せてあります。行ってない方もおられると思いますけども、秋が非常にいい場所ですね。
私からのコメントは以上であります。


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