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7月25日知事コメント

○溝口知事:それでは、会見を始めます。
最初に、私から4点コメントを申し上げます。


1.福間県議訃報
一つは、福間賢造県議会議員が去る21日にお亡くなりになりました。昨日、葬儀がとり行われ、私も参列をいたしました。
福間県議は、平成11年4月に初当選をされ、以来4期15年余りを県会議員として県政の発展のために御尽力をいただいたのであります。また、昨年の6月から今年の6月までは議会の副議長としても御尽力をいただいたのであります。そうした福間賢造議員の御功績に対しまして、改めまして深く敬意を表するとともに、心から哀悼の意を表する次第であります。御冥福をお祈り申し上げる次第であります。

 

2.人口対策本部設置
次は、これは資料で配付をいたしておりますけども、県庁の中に人口対策本部というものを設置をされます。これまで皆さんからもどうするのかというような御質問もありましたが、1のところに設置の趣旨が書いてありますが、こういう考えのもとに設置をしようということであります。
少子高齢化と人口の減少が進行しております島根県は、早くから市町村とともに連携をして産業振興や定住促進などにより人口問題の対策に取り組んできたのであります。他方、政府におかれましては、9月ごろにはアベノミクスの地方への浸透や日本全体の人口減少問題等に対応するため、まち・ひと・しごと創生本部と担当大臣を設置することを発表されたわけであります。また、6月24日に閣議決定された骨太方針におきましては、50年後に1億人程度の安定した人口構造を保持することを目指すといったことなどが示されておりまして、今後、当面の話、あるいは中・長期の話、いろんな角度から来年度予算編成などに向けまして検討が本格化をすると見込まれるわけであります。こうした新しい展開に対応するため、県としても体制を整え、市町村とともに島根県の人口問題に対処していく必要があるということで、今般、設置をするというふうにしたのであります。
体制は、私が本部長となりまして、副知事以下、各部局長等、庁内の幹部会メンバーがこのメンバーに当たります。事務局は政策企画局ということです。第1回目の対策本部会議は7月30日水曜9時半から県庁3階の301会議室で行います。人口問題に対する現状ですね、日本全体の状況、島根の状況、そして国の最近の動き等について状況を説明し、情報をそれぞれ共有すると。そうした中で、少子高齢化を含めまして人口問題に対する各部局の施策などについて説明をし、これをスタート台にしようと、こういうことであります。
そして、問題はやはり市町村とよく連携をとってやっていくということが必要でありますので、市長会、町村会、それぞれと随時意見交換を行うというふうに、市長会、町村会、それぞれ申し入れをしております。第1回の意見交換は8月中に開催すべく、今、調整をしておるということであります。

 

3.海外ビジネス展開支援拠点タイ
それから、これも資料をお配りしていますけれども、前から検討してきたわけでありますけども、タイ・バンコク市内に現地支援拠点を設置をすると。9月2日に開設することとしまして、私もバンコクへ行ってまいりますし、県の経済界の方々も一緒に行くということになります。こうした活動をタイで行う場合には、タイ工業省との間でMOUですね、メモランダム・オブ・アンダスタンディングですけれども、経済連携促進に関する協力覚書を締結をすると。これは、これまでにタイに進出しておる県なども同様な取り扱いでやっておられます。締結をして、その後、タイ政府関係者、現地企業等に対しまして県内企業の取引拡大に向けたPR及び島根県の紹介などを行うと。2日の日の大体午後、半日ぐらい、半日近くかかると思いますけども、そういうことをやることとしております。
拠点の名称は、島根・ビジネスサポートオフィスということであります。これはやはりタイの事情、あるいはアジアの事情をよく知った人がしませんとできませんので、業務委託先を選びまして、アジア・アライアンス・パートナー・ジャパン株式会社に決定したところです。公募いたしまして、審査をし、県の関係の方々の意見も聞いて、この会社に決定をしたということであります。

 

4.県立石見美術館企画展「美しい日本のデザイン」
4番目は、こちらに出ておりますけども、8月2日から9月23日まで、県立石見美術館で「美しい日本のデザイン」という企画展を行います。戦後、日本が経済成長する過程、1950年代、60年代にすぐれた日本製品が、電気製品でありますとか、あるいは自動車でありますとか、いろんなものができて、それが日本の発展をリードしていくわけでありますけども、そうした工業製品を中心に約170点の展示を行います。車、バイク、カメラ、食器、椅子、家電、さまざまなジャンルの作品を展示します。そうした中で、日本らしいデザインが生まれてきた、それを見ていただこうということです。
また、東京オリンピックと新幹線のコーナーがありまして、島根出身の東京オリンピック出場選手、競泳男子自由形リレーで銅メダルを獲得したうち、2名の方が島根出身でありまして、その人のメダルでありますとか、開会式に着用したユニホームなどを展示をするということです。
また、ファッション、デザインのコーナーでは、島根出身のデザイナー、森英恵さんがデザインしましたJALの客室乗務員の制服なども展示をするということです。
開会日には、この展覧会を監修していただいた日本のデザイン史研究の第一人者であります金沢美術工芸大学柳宗理記念デザイン研究所の所長、森仁史さんに御講演をお願いするということにしております。
私からの冒頭の説明は以上です。


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