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4月17日質問事項3

道州制
○山陰中央新報:道州制の問題なんですけども、先週、兵庫とか福井とか、8県の全国の知事の有志が道州制について自民党に慎重な対応を求める申し入れを行いまして、溝口知事もその一員に加わっていらっしゃるんですが、この道州制、今回の申し入れは、どっちかいうと知事会の中には道州制に反対というか、消極的な方が多いと、そういうふうに聞いてますけども、知事として、今回の申し入れに加わった理由と道州制についてのお考えをお聞かせいただきたい。
○溝口知事:道州制は、8県の知事、福井県などが提案されまして、それに私どもも応じたわけですけども、私の考えは、知事会が夏に出しておりますけども、その中でも私の考えは入れてもらっておりますけれども、そして今回の8県の知事の中にも入れてもらってますが、いろんな論議はありますが、基本的に言えば、今、国の財政が破綻しかねないような状況にあるときに道州制を行うということは、国が行ってきた行政事務事業を一部地方に移管をして、そうすることによって行政の効率化が図られるのではないかということで、それが一つの大きな考えとしてバックグラウンドにあるわけですけれども、しかし、国から事務事業を地方に移すときに、国のほうは移す財源を持ってないわけですね。

要するに税財源を持ってないわけですよ。国のかなりの行政というのは今、赤字公債で賄われているわけですね。そういう財源がない状況でそういう難しいことができるんですかと。まずはやはり国、地方とも財政の状況が非常に悪い状況であるし、国のほうは放置すれば破綻しかねないような状況にある中で、まずはやはり財政の健全化をある程度進めて、その後の段階で道州制という問題を議論していくというのが現実的ではないかというのが私の考えです。それは、夏の知事会の意見の中にも入れてもらっていますし、今回の8県の知事の中にも入れてもらっています。もちろんほかの議論はいろいろありますが、大事なとこはそういうことじゃないかということです。


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