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1月29日質問事項2

2日韓知事会議
○朝日新聞:知事、済みません、あした、東京の日韓知事会議に参加されると思うんですけれども、前回あったのが2008年ぐらい、6年9カ月ぶりの開催で、今回参加を決めた理由と、何を話される予定かということをお聞かせいただけますでしょうか。
○溝口知事:最初は平成11年に開かれて、今回で5回目ですね。これまで東京、ソウルでそれぞれ2回開催をされておったということでありますが、若干停止をした期間が長かったわけですけども、今回、韓国側も参加するということになりましたから、日本では知事会、会長が日本側の代表といいますか、それに各都道府県が参加して行うということになったんですが、今のところ、参加する自治体は、日本側からは7名ですね。7都府県ですか、が参加すると。それから韓国側からは、道では忠清北道、それから全羅南道の知事が参加をされると。韓国側は忠清北道の知事が会長だと。あと4名は、蔚山広域市長、仁川広域市長、それから世宗特別自治市長、済州特別自治道知事と。知事が3人で、市長さんが3人ということですね。
それで、何を議論するかということですが、1つは、地域間の経済交流について話をすると。それから2番目は、地域間の観光交流について話をすると。3番目に、地域間の文化交流ということで話をして、それでおしまいになるわけですけども、私は、文化交流のほうをしましょうと。特に島根ですと古来、特に古代世界からいろんな交流があるわけですね。1つは、土器などが韓国でつくられたと推定されるものが山陰、島根などにもありますし、逆に島根などでつくられた土器が韓国にもあるとか、あるいは銅剣などですと、韓国のもの、あるいは鉄器ですね、鉄製の斧だとか、そういうものも韓国のものがあるとか、相互の交流がありましたからね、それで島根県などではそういうものを発掘して、古代文化センターに、専門職員がいて、そういうものを展示をしたりしてますから、そういうことを話をしようかと。そういうふうに古い昔から島根県など、あるいは九州もそうですけども、交流がありましたねと、これがずっと続いてきてるわけですから、今後もそうした交流は一緒にやっていきましょうということを話そうかと思ってます。映像も使えそうですからね、映像でそういうものを説明しながらやることを考えてます。
○朝日新聞:やっぱり韓国だと、島根県、竹島ということでずっと外交問題みたいなこともあったと思うんです。今回参加を決めたのは、それとの関連というか。
○溝口知事:余り深くは考えませんでしたね。韓国と知事会とで交流するんだから。もちろん竹島の問題はありますけどもね、我々のほうはふだんから、竹島の問題とは別に交流はしましょうということは、チャンスがあるときに慶尚北道の関係者にも言ったりしてきておりますけどもね、その延長だというふうに思います。
○日本経済新聞:確認です。島根県を代表するトップとして行かれますけれども、竹島のことはこちらから出すことはないという認識でいいですか。
○溝口知事:そうですね。この問題は議題に入ってませんし、我々は、もちろん我々の立場はよく承知をされてますが、そういう問題はあるけども、両国間の交流というのはやっていく必要があると。島根県においても、県と慶尚北道の交流はできてないんですけども、ほかの市などは韓国の市と交流を既にやっておりますしね、それから学生たちの青少年交流だとか、そういうものもありますし、経済的な交流は当たり前ですけども自由に行われているわけですね。竹島問題は両国の外交当局、政府がきちっとやる必要があるというふうに、それとは別に交流は我々としてもやっていくと、こういう考えです。
○日本経済新聞:文化でなく経済のほうなんですけれども、浜田港が釜山航路があって、あそこは最近、倉庫みたいなのを拡張したりしてますね。取扱量はふえてますけれども、浜田港を活用するとか、そういうような話というのはなされるつもりはありますか。もっと活発にあそこを活用するとかですね。
○溝口知事:これは、こういう場というよりも、それぞれ経済界でやっとられますからね、ここはテーマも限られてますから、そういう話ですと、むしろ具体的にそういう港湾のあるところと話をする問題でしょうね。
○山陰中央新報:知事、そういう交流を続けていくことが、行く行くの領土問題の解決に向かっていくというような。
○溝口知事:それは一定の影響はあると思いますね。いずれにしても領土、竹島に関して両国の見解が違っておるわけですね。しかし、人々が行き来をする、いろんな交流をする、それぞれが、韓国の人をよく知ってる、友達がいるとか、やはりそうした国民レベルの触れ合いといいますか、交流というのも国の関係を考える場合に大事なことじゃないですかね。
○朝日新聞:ちょっとまた話戻って、あしたの日韓知事会議なんですけれども、竹島の日制定10年とか、日韓の国交正常化50年というようなことは、あしたの会議参加で何か背景というか、気持ちであったでしょうか。自分が参加することで。
○溝口知事:いや、そういうことはあんまり考えてないですね。

○朝日新聞:前回参加しなかったのに、今回参加を決めた、何か大きな要因があればと思ったんですけど。
○溝口知事:前回は。
○朝日新聞:2008年。
○溝口知事:ソウルでしたね。
○朝日新聞:ちょっと日程的にみたいな。
○溝口知事:前回のときには、日程の都合もあったんですかね、余り議論があった記憶はありませんね。


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