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知事定例記者会見(9月18日)

質問事項

2.東京五輪2020年開催決定について

 

○日本海テレビ

 がらりとちょっと話題を確認、改めて伺いますけど、東京オリンピックが決まりまして、ジオパークもおめでたい話だったですけども、がらっとまた日本も一つ大きな目標、7年後にということで、東京ではありながら日本国にとって大きな影響もあると思うんですけども、改めて島根への期待というか、7年間の間にそういう観光、特に観光立国として国の復興もあわせて、このオリンピックを契機に海外からたくさん外国人を呼ぼうというようなことも一つ、出雲大社とか遷宮で盛り上がってる、観光に力を入れている島根にとっても一つのチャンスだと思うんですけども、おもてなしとも言っておられますし。その辺はやっぱりこれから7年間、どう種をまいていって、何らかのプロジェクトがやりたいというような思いみたいなものなんかありますかね、前向きなところもあわせて。

 

○溝口知事

 オリンピックとの関連ですか。

 オリンピックは56年ぶりになるわけですね。最初は2016年のオリンピック招致ということで東京都が手を挙げられたけれども、それはうまくいかなかったわけですね。その後、2011年に東日本の大震災があり、そういう中で日本全体をそういう大災害から復興していく、そういうためにもというような広がりを見せてきましたね。

 そしてまた、今回の3都市の立候補地につきましては、終盤までいろいろな議論があり、そういう中で国民全体も日本のあの大震災からの復興、あるいは長年停滞している経済からの脱却、そういうものも頭に入れながら、それから特にアスリートの方々が東京誘致の最前線に立っていろいろ国際世論に訴えられたということで決まりましたし、最後の段階では福島の問題とかいろんなことが言われたりしましたけれども日本が決まったわけでありまして、日本全体としての運動として、このオリンピック2020年開催が決まったわけで、日本全体として支えていくといいますか、外国からいろんな方が来られるわけですから、日本をよく見てもらう、おもてなしをする、そういうことをやっていく必要があるというふうに思います。

 そういう意味で、東京の周辺の整備だけでなく、地方にも外国の方々がお回りになる、それからオリンピックでも、このオリンピックのプレイベントというんですかね、いろんな大会なんかも開かれますし、それから直前には各種、各国の選手団のキャンプなんかもありますから、練習なんかもあるでしょうから、そういうところで日本各地の施設なり、そういうものが活用される。それから日本の代表としても各地にいろんな選手がおられますから、そういう選手を育成をしていく、そういう体制を政府としてもおとりいただく、そういうことが国全体として大事なことじゃないかというふうに思います。

 

○日本海テレビ

 外国の、ワールドカップのときみたいにキャンプ地として誘致とか、そんな話も出てくるかなということもあるんですけど、その辺は、何かそういうのは。

 

○溝口知事

 それは各地がそういうことをいろいろ考えるということもあるでしょうし、今後、やはり県などもどういうことができるのか、やはり関係の市町村の施設を使うというようなことになりますから、そういうこともよく相談しながら対応していきたいというふうに思います。

 

○日本海テレビ

 あと、一方で、観光面で今、きのうも日銀の松江支店が言ってた今年中で300億ぐらいの経済波及効果と、それだけ今、日本国内で出雲というものに非常に目が行っていると思うんですけども、伊勢神宮と並ぶという存在としてかなり定着しつつある中で、海外の外国の方がこの出雲の文化とか、また知られない部分があると思うんですけども、ある面、これは外国人の方を多く呼ぶというのが今回のオリンピックの大きなテーマ、テーゼだと思うんですけども、そういう面で一つのお気持ちとか何かありますかね。海外の方に。

 

○溝口知事

 それは、島根などは外国の方が来られるのには比較的距離的、時間的に遠い場所でありましたからね、そういう外国人観光客が少なかったわけですけれども、これまでも中国5県で周遊をするとか、あるいはお隣の鳥取県と一緒に韓国からの米子便の活用、あるいは日本海、ウラジオストクの航路ですね、そういう方に来ていただく、そういうことをやっておりますけども、今後はもう少し広い範囲でも誘客に努めたいと思います。

 

○日本海テレビ

 あと一つだけ教えてください。東京オリンピックという一方で、高度経済成長の大きな引き金になった流れの中で、もう一度そういう形での目標ができたのはいいんですけども、一方で東京一極集中がまた逆に進むんじゃないかという懸念もありますけども、その東京オリンピック、東京という名前を打ち出したオリンピックと、地方という、また一つの、何か地方が置いていかれないようにというような懸念もあったりするんですけども、その一極集中への懸念はありませんか。

 

○溝口知事

 それは我々もよく言っていきますし、政府もそれは日本全体としてね、東京だけじゃなくて、東日本大震災からの立ち直りとか、あるいは日本経済そのものが非常に厳しい状況にあるわけでしょう。これは東京だけの話じゃない。だから、そういう広い観点からいろんなことをお考えになるでしょうし、我々も、さっき申し上げたようなことで国にも要請をしていきたいというふうに思います。

 

○日本海テレビ

 施設面での一方的なお金の投下というところですね、その辺がやっぱり懸念されますよね。ありがとうございました。

 

○毎日新聞

 済みません、五輪の関連で、知事は56年前、東京五輪というのは、お幾つぐらいのときで、どんな、思い出みたいなのっていうのはありますか。

 

○溝口知事

 それはね、あるんですよ。というのは、僕が大学に入った年なんですね、1964年ですから。で、昭和39年ですよ。それで、僕は大学でホッケー部へ入ったりしてね、大学のグラウンドなんかを使ってて、そこへオリンピックの選手が早目に来ますから、練習なんかしてましたよ。あるいは、それは陸上のトラックなんかを使って練習しているのを、9月ぐらいですかね、見たりしましたね。

 それから、大学の千葉県にあるホッケー場なんかはそういう練習場になっていましたからね。だから外国の選手を見ましたよ。日本もこういう時代になったのかなあというふうに思いましたね。

 

○毎日新聞

 実際に競技を行って見られたりとかしたこともあるんですか。

 

○溝口知事

 そのときは、もう切符などなく、東京にはいなくて、旅行したり、こっちのほうへ帰ってましたね。ちょうど秋休みですわ、昔は、昔というか、そのころは9月に大体前期の試験がありまして、大学のですよ。それが終わると一定の休暇がありましたから、そこでテレビを見たり、あれはマラソンとかね、あるいは東洋の魔女とか、いろいろ印象に残ってますよ。

 

○毎日新聞

 それは休暇で帰られたんですか、相当、東京もその当時はかなり混雑もあるだろうから、混雑を避けて帰られたということですか。

 

○溝口知事

 入場券もとりにくかったのかもしれませんね。

 

○毎日新聞

 例えば、じゃあ7年後を考えると、かつての知事のように、東京にいても東京から混雑を避けて、あえて東京を離れるという人もいるんじゃないかなと思うんですけれども、例えばそういうところを目がけて何か観光戦略を打つとか、外国だけじゃなく、そういうお考えはどうですか。

 

○溝口知事

 いろいろなアイデアがあると思いますから、よく勉強していきます。

 

○毎日新聞

 済みません、先ほどの少し前の質問ともかぶるんですけれども、先日の県議会9月定例会の開会のときに、冒頭で五百川議長さんが東京一極集中の懸念を言ってらっしゃったと思うんですけども、そういう部分について改めて議会の中からもああいう声が出ているというところで、具体的に政府なりに何か要望していくなり、例えば知事会レベルで何かを提言していくというようなお考えなんか、知事会に対してこういうふうにやらないかとかいうような提案を知事からされたりとか、そういうようなお考えというのはあるんでしょうか。

 

○溝口知事

 それはまだどういうふうに進むかよくわからないところがありますからね、報道ではいろんなことも言われていますけれども、そういう、いずれにしても政府としての計画なりなんなりが出てくるでしょうから、そういうものをよく見ながら対応していくということですが、基本的に私は大都市集中というのは戦後の発展、そういう形で発展してきたわけですけれども、大都市の過密と地方の過疎という不健全な発展になったから、もう少し地方に分散を進めるべきだということでいろんなことを言ってきておりますが、そういう観点は今後も変わらないわけでして、そういう観点から必要なことは言っていきたいというふうに思いますし、知事会などでもそういうことはしょっちゅう言ってきたわけですね。ふるさと知事ネットワークもそういう観点から自立と分散で地方を豊かにする知事の会ということで、島根と立場を同じくするような県が共同して国に対していろんな面で地方分散を進めるべきだと、その面でやはり、例えば社会的にインフラなどの整備が地方でおくれていますから、そういうことを早くやるようにということはこれまでも言ってきましたし、それから高速道路なんかも違うネットワークでやっておりますし、そういう文脈の中でこれからも政府に対していろいろ言っていきますし、それから重点要望なども、そうしたものが常に入っているわけでして、これまでの路線と変わらない立場を堅持していきたいというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 済みません、関連で少し抽象的な質問になるかもしれませんが、時代が違うといえば違うんですが、やはり56年前の東京オリンピックの開催というのは、東京に気持ちがみんな、東京に憧れて一極集中になる一つの契機になるイベントであったという、直接の結びつきはなかなか難しいけど、知事はそうとは考えておられない。

 

○溝口知事

 その当時は、そういうあれはないですね。

 

○山陰中央新報

 なかったですか。

 

○溝口知事

 むしろ東京というのが世界に伍するような都市になるというのが国民の願いみたいなことですよ。

 

○山陰中央新報

 みんなが東京がよくなる......。

 

○溝口知事

 いやいや、それは一つのゲートウエーの入り口でしょう、日本に入る。そういうところがやっぱり世界並みにならないとね。あの当時は、まだ高層ビルというのは、まだできてなかったですよ。たしか僕が卒業するぐらいですね、あの霞が関ビルができたのが。それでやっと後進国が欧米並みのそういうビルを建てるようになったというような時代ですからね。だから、東京が繁栄していくというのは、日本の入り口、窓口がきれいになるということでしょう、玄関口が。だから、みんながそれは、そういうものが日本の成長の一つのシンボルであり、あかしだというふうな考えだったと思いますね。

 

○山陰中央新報

 そうしますと、2020年の東京五輪というのは、そのゲートウエーとしての東京が、外国からいろんな、それはもちろん否定できるような話じゃないと。

 

○溝口知事

 今見ても、観光客も東京のような都市はもう世界中どこでもあって、そういうことでいえば、中国だとかシンガポールだとか、もう日本と変わらないような大都市がたくさんできているでしょう。そうじゃなくて、むしろ外国の観光客なども古い日本はどうだったかというようなことに関心のある人がふえていますね。特に欧米の先進国の人たちはそうですね。日本の古い文化とか、あるいは日本のお城めぐりでツアーで来るとか、あるいは豊かな自然があるところに行ってみたいとか、そういうふうに世界全体も変わっているんですよね。

 

○山陰中央新報

 そうしますと、もちろんキャッチフレーズそのものはコンパクトなオリンピックの開催なんだけど、観客が、世界の人が目を向いてくる日本の文化というものに対して訴求力を発揮するのは地方にもチャンスがあるという。

 

○溝口知事

 うん、ただ、そこはそういうことにまで関心のある方は世界でもそう多くないからね。フランスの人なんかは、そういうのに関心を持つ人がかなり多いですよね。島根あたりにもそういう方が来られるし。だんだんそういうのが広がっていくんじゃないかと思いますね。だから、東京のような大都市というのはどこでもある世界ですから、アジアの中でもむしろ上海とか、そういうところのほうが高層ビルは多いかもしれませんし、そこはあんまり興味はない。それからあんまり物を買うことに興味がなくなっていますね。それから物はもうどこでも買える時代になったでしょう。だから、物で買えない、自分で体験するとか見るとか、あるいは自然の食材だとか、そういうものに特に先進国は関心を持つようになっていますから、そういう意味で、自然に日本の中でもそういうことが起こっているわけですね。だから、世の中も随分変わってきておりますから、そういう流れの中で我々は地方への分散、地方への配慮を国に対して求めていきますけども、ただ、それも国会の中では多勢に無勢ですからね、そういうところをどうやっていくかというのは難しい課題です。

 

○山陰中央新報

 もちろん地域全体の政策でもそうだし、今回の、まだ7年先なんですけど、オリンピックということに関してもそう数は多くないかもしれないけど、自然とか、そういう地域の特色に目を向ける人を何とかキャッチしていきたいという。

 

○溝口知事

 あると思いますね。それはもう、そういう工業製品というのはどこでも手に入る時代になったでしょう。別にそんなものが、若い世代の人は東京に行かないと買えないとかね、そういうところが何かいいというふうにはなってないでしょう。

 


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