• 背景色 
  • 文字サイズ 

知事定例記者会見(6月5日)

質問事項

2.岩国基地視察について

 

○山陰中央新報

 改造内閣について、防衛大臣は民間人が登用されたということですが、まあ改造内閣自体の印象、野田改造内閣ですね、新しい内閣、その布陣を見てどう思われましたでしょうか。

 

○溝口知事

 個人的にも知ってる方は何人かおられますけれども、政府が適材として選ばれた方々だということでしょう。

 

○山陰中央新報

 どなたを個人的に御存じなんでしょうか。

 

○溝口知事

 森本さんなんかも知ってますよ。昔、ワシントンの大使館におられたりしましてね。それはもうずっと昔ですけれども。テレビなんかでも、よく出ておられますわね。

 

○山陰中央新報

 今、島根県が防衛省に対して米軍岩国基地の騒音問題の解決とともに、隠岐島への自衛隊の分屯をどうも要望しておられると思うんですが、この2点に関して、この民間人の森本さんがなられたことに、プラスに働くと思われますでしょうか。

 

○溝口知事

 よくわかりませんね、そこは。

 

○山陰中央新報

 大きな影響というのはありそうでしょうか。

 

○溝口知事

 わかりません、それは。要するにいろんな情勢を政府の中で検討されるわけですから。

 

○中国新聞

 知事、先日、岩国の基地の方に行かれたと思うんですけども、そこで低空飛行の問題が今、県内でも、結構西部の方を中心に問題になってまして、国の、防衛省の方には訓練の中止ということをこの前、先日、要望されてますけども、このたび改めてどういうことを言われて、向こうからどういうふうなリアクションがあったのかというのを、ちょっと改めて教えていただけますか。

 

○溝口知事

 島根県の中で、特に西部地域を中心に騒音に対する苦情、それからいろんな不安がありますということをお伝えしました。それで、私の方も岩国の、海兵隊の飛行機ですね、どういう、岩国の基地がなっているのか、知事会がちょうど岩国で開かれましたので見に行ったと、視察に行ったというのが主目的ですね。

 

 それで、スチュワート司令に会っていただいたわけですけれども、そういうことを申し上げました。スチュワート司令の方は、この方は一線の指揮官ですからね、そういう日米の防衛協力のようなことは政府間で行われることでありまして、そういう問題について彼が発言する立場にはないわけですが、一般論として、日米防衛協力の中でそういう訓練も行われるということになっていますし、いろんな、なるべく、細かい文章は覚えていませんけれども、政府間で飛行の仕方などについても一定の取り決めはありますわね。

 

 そういうことに言及されたわけじゃありませんが、先方の方からは、訓練は必要な措置として行われているけれども、我々の方も住民の方々とか、理解を求めていかなきゃいかんので、必要なことがあったらやっていきますと、これまでもいろいろやっていますがというお話はありました。

 

○中国新聞

 必要なことといいますのは。

 

○溝口知事

 それは、例えば基地を見学したりとか、岩国基地ではいろんな市民との取り組みなんかもなされていますわね。騒音問題については、山間部だと騒音問題については、それとは別な話だと思いますけども、いずれにしても、現場の基地としても必要なことはやっていきたいという気持ちがありますよということをお伝えになりたかったということじゃないかと思います。

 

○中国新聞

 現状、なかなかその訓練が中止、すぐされるのかというとなかなか難しいところがあるんですけども、中止を要望されてますが、その中で、県として今後できることというのはどういうことがあるというふうにお考えですか。

 

○溝口知事

 それは、被害の実態ですね、それを正確にとらえまして、それを防衛当局、あるいは外交当局にお伝えをすると。それで、そういうものをベースに、日米間の防衛協力についていろんな問題が議論されますから、そういう中でも取り上げてもらいたいということですね。

 

 それから、そういう被害をこうむられる方々に対して何らかの配慮のようなことも必要なんじゃないかと思いますけどもね。そこら辺は具体的には今決めてるわけじゃありませんけども、全般的にそういうことを政府に対して伝え、申し入れていくということですね。

 

○中国新聞

 被害をこうむられた方への配慮というのは。

 

○溝口知事

 例えばやっぱり騒音の防止のための何か、普通の飛行機の騒音だと、そういうことがありますわね。そういうことができるのかどうか。

 

○中国新聞

 ちょっと余りイメージができないんですけど、どういうこと......。

 

○溝口知事

 例えば音を遮断するような対策をとるとか、ありますわね。

 

○山陰中央新報

 例えば基地周辺の住宅に防音の窓をつけるための助成金とか周辺にあったりしますね。

 

○溝口知事

 それは普通の飛行場などについてはありますでしょう。

 

○山陰中央新報

 そういったものも適用できるのではないかと。

 

○溝口知事

 いや、それはそういうことも一つのあれとして考えられるということでしょう。

 

○中国新聞

 例えば実態を正確に伝えるというところでいうと、やっぱり測定を今されてる浜田なんかでありますけども、それをもっとネットを広げるというか、全県でそういうことをやっていくとか、そういうことはあり得るのか。

 

○溝口知事

 それは広島の防衛局との間で少し詰めていきましょうという話はしています。

 

○中国新聞

 それは県下全体でという。

 

○溝口知事

 そこら辺は、確立、まだこれからですけども、やはり実態を正確に把握をしましてね、それでそれを防衛局に伝え、それで防衛局から本省でありますとか、あるいは日本政府から米軍の方に伝えるとか、そういういろんな手続とか、あるいは騒音の観測だとか、そういうことについて何が必要かというのを少し詰めていきましょうと。広島の防衛局の局長も同行されましたから、そういう話をしております。

 

○中国新聞

 それは県として一時的に測定器の例えば設置だとか、そういうことに県、最終的には国の財源手当てを求めるというのが筋なんでしょうけど、一時的にそれを県としてやるということはあり得るんですか。

 

○溝口知事

 いや、やはり国の方で、それは原因者が負担をするというのがあらゆることの原則ですわね。

 

○中国新聞

 あくまで国の負担でやってもらいたいということですね、もちろん。

 

○溝口知事

 そうですね。

 

○山陰中央新報

 それ、防衛局側はどういう反応ですか。それ積極的だったんですか、そういう測定する機器の設置については。

 

○溝口知事

 まだそこはわかりませんね。

 

○山陰中央新報

 島根県として......。

 

○溝口知事

 それは、島根県だけじゃなくて、全国的な問題でしょう、防衛施設に絡む。

 

○山陰中央新報

 騒音測定器は島根県として浜田以外の周辺、石見部の3市2町でしたか、あちらの方にも設置の御計画あると思うんですが......。範囲を広げて......。

 

○溝口知事

 そういう具体的な話はこれからですね。

 

○山陰中央新報

 先ほどおっしゃった、その騒音防止に向けて、それこそ窓とか、そういう防音装置、各周辺世帯への助成金というのは島根県としてはまだ......。

 

○溝口知事

 そういうことも、具体的な話はこれからで、それはアイデアとしていろんなことが考えられるということですね。

 

○山陰中央新報

 まだ県として検討段階というわけで、まだそこ......。

 

○溝口知事

 そこは防衛当局とも話をしながらということでしょう。

 

○山陰中央新報

 先日の中国知事会の席上でも、やはり中国5県でもちょっと足並みそろえて、国の方にちょっと働きかけもしていきましょうというふうなお話が出てたかと思うんですけども。

 

○溝口知事

 ええ、中国知事会ではそういうことでやりましょうということにはなっています。これまでもやってきていますけれども。

 

○山陰中央新報

 それは具体的に、やっぱりその騒音の被害、実態とか把握とか、データを5県で取りまとめというか、5県の詳細な......。

 

○溝口知事

 具体的なことはこれからですね。

 


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp