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知事定例記者会見(3月15日) 

質問事項

5.神戸川分水問題について

 

○山陰中央新報

 来島ダムの分水問題についてお伺いしたいと思います。

 きょう、長岡市長が来られて、今後、関係市町、自治体の枠組みで今後の対策を考えていくということで進んでいくと思いますが、長岡市長は、既に住民との話し合いの中で、専門委員会の結論に沿った形ではないかと思いますが、段階的に分水量を変えて、段階的に様子を見ようということを既に投げかけられていますが、これは一つの出雲市の意見としてあるのかなと思いますが、知事のところは関係住民、市町の意見を聞いてということで聞く姿勢を持っておられますが、やはりこのあたりが一つのポイントになるのかと思いますが、そのあたりの論点については、知事は論点はどこにあると、ポイントはどこにあるというふうにお考えでしょうか。

 

○溝口知事

 専門委員会ができまして、環境にどういうふうに影響したかという調査なんかもして、専門委員会の報告も出ていますね。そういうものもありますし、それから地元の方々の長年にわたる、お感じになっている問題もありますし、そして出雲市の中でいろんな議論もありますし、それから市議会でもいろいろ議論をされていますし、それから国の考え、中国電力の考え、あるいは周辺町ですね、美郷町でありますとか飯南町でありますとか、そういうところの意見も、こういうふうに大きな問題で意見が分かれているような問題につきましては、やはり関係の方々の意見をよく聞いて、やはりできるだけ適切な対応を図るというのが県の一つの役割でありまして、そういうことをこれからやっていきたいというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 一つ、適切というお話がありましたが、厳密に言えば、水利権というのは月末で切れるのであって、既にそういう時間の話だけでいえば、既に不適切な状態であると思いますが、その辺の時間的なものも、もちろん決着の内容が悪ければ本末転倒だと思うんですが、その辺の時間的スピードというのも求められると思うんですが、その辺は、さっきおっしゃった適切な、適切という中に入るんでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、だから、やはり意見が違っているわけですからね、よく意見をお聞きし、どういう調整が図られるのか、やはり最善の努力をするということでありまして、今、いつまでにどうという考えは持っておりません。

 法律上は、こういうケースの場合は一定期間、一定期間といいますか、了解がつくまでは水利は利用できるわけですからね。しかし、それも長くかかり過ぎるというのはいかんでしょうね。いずれにしても現段階では意見の違いがありますから、その調整を図るために関係の方などからよく意見を聞いていきたいということです。

 

○山陰中央新報

 地元の方々が長年にわたってお感じになっていることと先ほどおっしゃいましたが、それは節々に聞きますと、データに関する情報公開のことであったり、あとは客観的に、体感的に川が汚れている、体感的な思いであったりするんですが、そのお感じになっているというのは、住民の人はここがやっぱり、不満があるとすれば、そういうところを思っていらっしゃるんだなと知事がお感じになっていることの中身はどうですか。

 

○溝口知事

 やっぱり水が足らないということでしょう。

 

○山陰中央新報

 それに尽きるということですか。

 

○溝口知事

 尽きるわけではないですけども、水が足らないから、水の流れがゆっくりしているからよどみができたり、あるいはダムに堆積物ができて、そういうものが下流に流されるときに影響が出るとか、やはり川の水量、それからそうした環境等に対する影響でしょうね。

 

○山陰中央新報

 8月にはみずから視察に行かれて、直接住民の方の話も聞かれて、関係市町の事務方の調整というのは当然職員の方が精力的にやられると思いますが、知事、また折を見て、やっぱり住民と直接お話をされたりという機会を設けたいというふうに考えておられますでしょうか。

 

○溝口知事

 それはいろんな機会であると思いますね。

 

○山陰中央新報

 関連して、先ほど法律上では了解がつくまで話し合いができるということを......。

 

○溝口知事

 いや、正確じゃありませんよ。

 

○山陰中央新報

 いや、そういう、実際にそういうことだと思うんですけれども、ただ、話し合いを続けるけれども、調整は続けるけれども、長くかかり過ぎるのもよくないというふうに先ほど言われましたけれども、その長くというのはどのぐらいのスパンを......。

 

○溝口知事

 いや、それはまだ決めていません。

 

○山陰中央新報

 前回は10年ぐらいかかったという話もあるんですけれども。

 

○溝口知事

 いや、実質的な話はそんなにかかってないと思います。そんなことを考えているわけじゃ全くありません。

 

○山陰中央新報

 前回のことを出しているわけではないと。

 

○溝口知事

 いや、前回も実質的な合意は割と早くできているはずですよ。


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