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知事定例記者会見(2月18日) 

質問事項

4.先端技術イノベーションプロジェクトについて

 

○山陰中央新報

 先端技術イノベーションプロジェクトのことでお伺いしたいんですけども、5カ年計画でやっていかれるということだと思うんですが、これまで10年間行ってきた新産業創出プロジェクトは、当初掲げた12年度に製造出荷額が1,000億円で、累計雇用創出人数が5,000人という目標が、09年度に出荷額が50から91億円と、雇用創出が300から475人というふうに下方修正もされたわけですけども、12年度は出荷額が50億7,700万円で、雇用創出が293人ぐらいにとどまるというような見通しもあるんですけども、これまでの新産業創出プロジェクトの反省点というのは何だというふうに知事としてはお考えでしょうか。

 

○溝口知事

 技術開発というのは、技術開発を進める人と、それからそういうものを活用する人、そしてそういう技術開発が市場にマッチしたものになると、いろんな要素がありますね。そこは、さっきと同じように、これ一つやったらできるということじゃなくて、やはり技術開発の専門家の方は、県内の企業がどういうことを求めているのかということもよく聞いていくということが必要ですね。それから、そういう技術がマーケットでどういうふうに評価されるか、何が求められているか、日本国内でもそうですね、それから世界の市場も見てやらなきゃいけませんね。それから島根の持つ強みなんかも発揮しなきゃいかん。例えばそういう観点で、例えば金属素材の加工の仕方とか、あるいは島根の資源ということでいえば農林水産関係で桑茶のような、島根にある農産物を使って新しい商品をつくるとか、あるいはICTの関係でも、開発された技術がほかで使われるようなものになるような工夫もしていますね。だから、そういった必要とされる技術、あるいは成功すれば市場で大きな評価を得うる技術、そういうものを素早く開発して事業化につなげていくということでありまして、そういう面で、今度の計画の見直しにおいても、県内の企業なんかに随分ヒアリングしたり、そういうことをしてこういう方向でいこうというのを決めていただいたというふうに思っています。

 

○山陰中央新報

 これまでというのは、なかなかその部分で時代にマッチしたというか、そのニーズ調査みたいなところが行き届いていなかったというふうな感じ......。

 

○溝口知事

 いや、それは行き届いているというか、うまくいっているものもあるし、すぐにそんなに爆発的な事業の拡大につながったわけではないというものもあるし、それは技術開発の宿命ですね。

 

○山陰中央新報

 済みません、先ほどの先端技術イノベーションプロジェクトについてですけれども、今回9つテーマを設定されておられますけれども、このテーマというのは、例えば先ほど県内企業へのヒアリングというようなお話もありましたけれども、そ

ういったものに基づいて設定されたものということなんでしょうか。

 

○溝口知事

 それからやっぱり産業技術センターの技術の人たちが一定の考えを持っていますからね、そういうものと県内企業の意向なんかをすり合わせてやっていると、こういうふうに考えてもらったらいいですね。

 それから、企業そのものもありますし、経済界ですね、商工会議所でありますとか商工会でありますとか、あるいはいろんな業界団体がありますね。そういうところの意見も聞いてそういうテーマを選んだと。これはかなり時間をかけてやっていますね。

 それで、それは一つの見通しですから、それはやりながら、こっちをやったけれども、なかなかそれほど需要がないということになれば、重点をそれは毎年移したりしますからね。これでもうすべてが決まったということじゃないです。毎年、やっぱり状況を見てやっていくと。

 


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