７月11日（木）、「島根県グローカル人材育成支援事業」第四期生として、海外留学をされる学生の皆さんと懇談しました。

（写真：皆さんと）

　「島根県グローカル人材育成支援事業」は、地域が抱える課題にチャレンジする次世代産業リーダーを育成するため、海外留学と県内企業のインターンシップを組み合わせた人材育成事業です。文部科学省の官民協働海外留学支援制度「トビタテ！留学JAPAN～地域人材コース～」として採択され、県内企業17社からの寄付金等により運営しています。

　今回、第四期生として５名が選抜されました。

【学生オリジナルコース】

　田部憲司さん（島根大学）、福田聖さん（島根大学）

【産業技術人材コース】

　山崎^※綾乃さん（松江高専）、升田圭亮さん（松江高専）

【観光客拡大コース】

　城市奈緒子さん（国際教養大学）

※「崎」の右上は「大」ではなく「立」

（写真：懇談の様子）

　懇談では、皆さんから留学先や目的の他、意気込み等をお聞きしました。

　松江高専の升田さんは「留学先のシンガポールでは、今学校で学んでいるIoTの実践的なことを学びます。シンガポールは、IT活用の先進国であるため、留学で得たアイディアや技術をもとに、島根県への外国人観光客の誘致などに活用したいと思います。」と話されました。

　また、島根大学の福田さんは「留学先のフランスは、EU圏内で最大の農地面積を誇る農業大国で、ワインやチーズなどの食品のブランド化により、安定した収入を得ています。海外の農産物ブランド化のノウハウを学び、耕作放棄地を有効活用することにより、新しい農業を島根県で展開したいです。」と話されました。

　知事は、「県内企業の皆さまからの寄附をはじめ、いろいろな方々のサポートで本事業を実現できることを本当にありがたく思います。留学される皆さんは、こうした方々の想いを受け止め、この機会を有効に活用してください。そして留学の成果を島根に持ち帰り、県民の皆さまの期待に応えられるよう、頑張ってください。」と激励しました。