１０月１５日（月）、ＪＡいずも平田柿部会の皆さんと懇談しました。

　西条柿は、中国地方特有の品種として知られ、渋を抜いた後の果実は濃厚な甘みとなめらかな食感で全国屈指の柿として知られています。島根県は、全国有数の西条柿の産地ですが、中でも、出雲市平田地区は県内一の販売量を誇っています。

　西条柿の出荷時期を迎えたこの日、今年の作柄の報告などのためにＪＡいずも平田柿部会の皆さんが、島根産西条柿「こづち」を持って知事を訪問されました。

　懇談では、「今年は梅雨明け以降の高温と少雨で、日焼けをする果実の発生が心配されましたが、管理の徹底により例年並みの生産量を確保することができました。」「大きさはやや小振りのものもありますが、糖度は最近１０年間で最高になりました。」と、栽培に苦労されたことや高い品質に仕上がった様子を話していただきました。

（写真：懇談の様子）

　また、「人気が高く、全国どの市場に出しても受け入れてもらえますが、関東地方などの大消費地へ本格的に出荷するには生産量が少ないです。」と、課題についてもお聞きしました。

　知事は、柿を試食した後、「本当に甘くて美味しいですね。」と賞賛し、「生産者の経営が成り立つようにすることが、最も大切であると考えています。県もできるだけの支援をしていきたいと思いますので、これからも美味しい柿ができるよう頑張ってください。」と、激励しました。

（写真：みなさんと）