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11月11日(金)、浜田・隠岐水産高校の生徒から活動報告を聞きました。

浜田水産高校の報告の様子

 

 平成23年7月に開催された「日本海南部地区高等学校水産教育研究大会」において、浜田水産高等学校が最優秀賞、隠岐水産高等学校が優秀賞を受賞しました。このたび、両校の生徒から、受賞した取り組みの内容について報告を受けました。

 浜田水産高校の取り組みは、ワカメ養殖の研究です。漁業者の後継者不足解消のため、漁業者の収入安定化に向けて漁師のサイドビジネスになるよう研究をしてきました。また、隠岐水産高校の取り組みは、バイ貝を使ったカレーの缶詰づくりです。隠岐の島近海で獲れる水産物を利用した新たな特産品づくりを目指してきたものです。

 

(写真:浜田水産高校の報告の様子)

 

隠岐水産高校の報告の様子

 

 懇談で、浜田水産高校の生徒は、「ワカメ養殖の研究を先輩方が始めた頃は、温度・栄養の管理などが難しく、また、他の海藻の種がついたりしてうまくいきませんでした。失敗の原因を考えて1つ1つ対策を取ったところ、今では安定的に生産できるようになりました。漁業者の方に試験栽培してもらったところ大きな収穫が得られ、ワカメ養殖の技術が確立されたと考えています。」と、これまでの苦労が実を結んだ様子を報告してくれました。また、隠岐水産高校の生徒は、「カレーの缶詰に地元産のバイ貝と椎茸を入れたことにより、隠岐の水産物と農産物のコラボ商品ができました。東京にある『にほんばし島根館』などで販売を行ってPRしたいです。野菜の『ヤ』とバイ貝の『バイ』から『ヤバイカレー』と名付けた今回のカレー缶詰に続き、次なる新商品も開発したいです。」と、目を輝かせながら膨らむ夢を話してくれました。

 なお、浜田水産高校は、「全国水産・海洋系高等学校生徒研究発表大会(※)」に出場することが決定しています。

 

(写真:隠岐水産高校の報告の様子)

 

みなさんと

 

 知事は、「両校とも、実践的な活動をされていますね。目標を決めて知恵を出しながら研究することはいい経験になったと思います。この経験が卒業後もきっと役に立つでしょう。全国大会でも自信を持って発表してきてください」と激励しました。

 

※12月9日(金)に新潟県糸魚川市で開催。全国に46ある水産・海洋系高校の生徒が、授業や平素の研究活動をとおして自主的に行った調査、実験等の研究成果を発表する大会。全国を7地区に分け、各地区の最優秀賞校と主管校の計8校が参加する。 

 

(写真:皆さんと)

 

 


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