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1月28日(木)、全国保健師長会島根県支部の皆さんと懇談しました。

懇談の様子

 

 全国保健師長会は、地域の公衆衛生分野で働く指導的立場の保健師で構成される組織です。島根県支部は、平成7年に発足し、地域住民の健康の保持増進を目指し、研修会等を通じた人材育成を中心に活動していらっしゃいます。

 この日懇談に参加いただいたのは、4名の役員の皆さん。それぞれ県内の行政機関で、地域の保健活動に取り組んでいらっしゃいます。

 皆さんから、日頃の活動の様子についてお話を伺うとともに、昨年発生した新型インフルエンザでは、県民からの発熱相談に対応されたことや、現在島根県挙げて取り組んでいるがん対策については、がん検診の受診者拡大のために県と市町村が連携して検診を受けやすい体制づくりを進めていることなどについてお話を伺いました。

 また、青少年に対する支援の重要性や児童虐待への対応の難しさなど、複雑化・多様化している社会情勢のなか、活動の現場で感じていらっしゃることや、若手保健師の育成が求められていることなど、課題についてもお聞きしました。

 さらに、県内で医師が不足していることに話が及び、乳幼児健診に対応する医師の確保が困難になるなど、各種予防対策にも大きく影響している現状が話されました。 

 

懇談参加者の皆さんと

 

 そして、「様々な健康課題に対応していくため、保健師の人材確保、資質向上のための研修に対する支援をお願いしたい」、「日頃からの市町村と県の密な連携が、いざというときのスムーズな対応につながります。引き続き市町村と県が連携、協力して地域保健活動を進めていきたい」など、今後も市町村と県が連携し、県民が心豊かに安心して暮らせる地域づくりに向け取り組んでいく考えを口々に話されました。

 知事は、「皆さんのように全国組織で活動されることは、地方の実情を国に伝えるうえでも重要ですね。県としても支援していきたいと思います」と話し、皆さんの引き続きの活動に期待を寄せました。

 

(写真左から:永江尚美氏(全国保健師長会常任理事)、魚谷幸枝氏(島根県支部副支部長)、溝口知事、米田祝子氏(島根県支部長)、松本京子氏(島根県支部会計))

 


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