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9月5日、安来市広瀬地区の活性化・まちづくりに取り組む皆さんと懇談

 安来市広瀬地区は、戦国時代に名を馳せた尼子氏の居城「月山富田城」のふもとの城下町で、歴史的文化遺産が多い地域です。また、おひなまつりや祇園祭、幸盛祭など、伝統的な祭りがあることでも有名で、これらの地域資源を活かしたまちづくりが行われています。

懇談の様子 

 この日懇談に参加いただいたのは、広瀬交流センター運営協議会役員の皆さん。地域づくり団体、商工会、JA女性部、老人クラブ、消防団、観光協会、婦人会など、それぞれの団体で広瀬地区の活性化に向け取り組んでいらっしゃいます。

 皆さんから、まちづくりに関わることとなったきっかけや、日頃の活動の様子をお話いただくとともに、少子高齢化が進み農林業を行う人が少なくなっていることや、近年の不況により商業を取り巻く現状も厳しいこと、そのような状況下で地域活動を行うことが難しくなっていることなど、課題についてもお聴きしました。

 そして、「広瀬地区は観光資源が豊か。もっと口コミなどで外へ発信していく必要がある」、「若者や小中学生にも地域を盛り上げるための活動にもっと参加してもらうことが必要」、「各団体と連携してまちを盛り上げていきたい」など、今後、引き続き地域活性化に向け取り組んでいく考えを口々に話されました。

 

懇談参加者の皆さんと

 

 さらに、空き家が増えていること、またイノシシによる農作物の被害が深刻であることなどに話が及び、ボランティア主導で空き家の再生に取り組むことや、イノシシ肉の解体処理、加工等を行い地域の特産物として売り出すことを検討中であるなど、地域の資源を活かした新たな活性化策を模索されている様子も伺いました。

 知事は、「まち全体に、"何かしよう"という元気な活動があること、観光客を迎え入れようということが感じられることが大切ですね。行政も支援をしていきますが、自治会や皆さん方のような各団体の活動が積み重なりまとまると、大きな力を発揮します。」と話し、魅力あるまちづくりに向けた皆さんの引き続きの取り組みに期待を寄せました。

 

(写真:懇談参加者の皆さん/前列左から:鈴木恵美子さん、溝口知事、村上百合子さん/後列左から:長島進さん、水野正明さん、清山正夫さん、野口浩伸さん、宇田川豪さん)


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