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グラントワ応援団の方々と懇談しました

 

 平成19年8月4日(土)益田市の島根県芸術文化センター「グラントワ」でグラントワ応援団の方々と懇談しました。

 グラントワ応援団は、グラントワの活動をサポートする「ボランティア会員」等から構成されており、グラントワを運営するうえで大きな支えとなっています。

 

懇談の冒頭で、知事は出席者の方々にグラントワに関わるようになった経緯、活動内容について尋ねました。

 野村美代子さん(美術館ボランティア)は、「子ども達に本物の美術作品を見せたい思いから、20年前から美術館を益田につくってもらいたいと運動をしてきました。夢が実現したので、これからはこの施設を支えていくのが私の役割です。」と話されました。

 

 続いて、島根県芸術文化センター協議会(グラントワの運営について協議するセンター長の諮問機関)の委員でもある秋田千鶴さんは、「グラントワは地域の誇り。地域の人に一度でも多くグラントワに足を運んでいただきたいという思いで、清掃ボランティアなどに取り組んでいます。」とボランティア活動に込める熱い思いを語られました。

 

懇談会の風景また、グラントワ応援団運営委員会会長の城市恵子さんは、「応援団の立ち上げのときは、初めてのことで大変でしたが、今は応援団員の皆様の協力でうまくいっています。」と応援団活動の順調さをアピールするとともに、「市民の中には一度行ったからもういいという人がいますが、特に子ども達には何度もグラントワに来て、本物の文化芸術に触れてもらいたい。また、これからは若い人達に積極的にグラントワの運営に関わって頂きたいですね。」とグラントワ運営の課題と抱負について触れられました。

イベント企画ボランティアの山尾優美さんも、「毎年一つでもいいので、イベントの企画段階から、市民が参画し共同で事業を実施できる体制をつくってもらいたい。また、障害を持った方でも楽しむことができるような企画に取り組めないか。」とグラントワの運営方法について提案されました。

 

 これに対し知事は「若い方に積極的に関わっていただきたいですね。皆さんもまだまだお若いですよ(笑い)。また、市民の方々との協働、障害を持った方への配慮は重要です。」と答えました。

 

 吉田篤志さん(NPO法人アンダンテ21理事長)は、「アンダンテ21というまちづくりネットワークで活動をしています。市内の様々な文化財(特に中世のもの)を有機的に連携し、まち全体の魅力向上を図るとともに、これら文化財とグラントワを結びつけることにより地域の活性化を推進したい。」と地域づくりという視点でグラントワの活用に取り組んでおられる様子を話されました。

同じく、まちづくりという広域的な観点からグラントワの様々な活動に協力いただいている増野元泰さん(益田まちづくり塾塾長)は、「益田JR駅前の商店街から賑わいが消えています。駅前からグラントワまでの一直線の道(1.4km)に人が歩く流れをつくり、商店街を活性化したい。」とまちづくりにかける思いを語られました。

 

 知事は、「グラントワと三宅御土居、医光寺、萬福寺等の旧益田地域をつなぐという発想は面白いですね。まず、地元の人が地域を回ることから初めてはどうでしょうか。益田の人に地域をもっと知ってもらうことが、まちづくりをしていくうえで大変重要です。また、グラントワとまちづくりを行政と市民が協働してやっていくためには、みんなが共有できる統一的なコンセプトが必要ですね。この地域が魅力あふれる場所となるようともに頑張りましょう。」と述べました。

 

懇談会出席者と記念撮影写真:前列左から山尾さん、知事、秋田さん

後列左から野村さん、増野さん、城市さん、吉田さん


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