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平成19年8月30日(木)一日対話の日(松江圏域)

 「一日対話の日」は、知事が県民の方々のご意見をお聴きする日です。

 この日は、松江市内で県民の方々にお会いし意見交換をしました。

 

松江市子育て支援センター「あいあい」(外部サイト)

 

子育て支援センターは、育児不安などについての指導、子育てサークル等への支援などを通して、地域の子育て家庭に対する育児支援を行うことを目的として、市町村が設置しています。県内では、17市町で40箇所設置されています。

懇談の様子その1懇談の様子その2

懇談参加者の皆さんと

 

知事は松江市子育て支援センター「あいあい」を訪問し、この日お子さんを連れてセンターを訪れていた子育て中のお母さん方と懇談しました。

お母さん方からは、「同世代の子供さんと遊ばせることができて、とても助かっています。」、「ここに来るとお母さん同士で情報交換ができるのでストレスも減ります。」などの意見を伺いました。

 

 

 

 

圏域別テーマ懇談会(松江市保健福祉総合センター)

 

圏域別テーマ懇談会では、地域の子育て支援活動に携わっておられる方や、子育て支援に取り組む企業の方などにお集まりいただき、「地域での子育て支援と、仕事と子育ての両立」をテーマに意見交換しました。

懇談の様子

 

出席者の方々からは、「父親が仕事で忙しく子育てに協力できない状況の中で、母親は子育てに不安を持っている。」、「育児休業や育児時間などのサポート制度がうまく活用されていない。」など、日頃の取り組みや子育てを通じて感じる課題が話されました。

さらに、「子育ての苦しさは自分一人だけの問題ではない。人に相談することで、仲間が増えお互いに助け合うことができる。その必要性を多くの人に伝えたい。」、「子育て、子育ちの支援は、地域づくりです。企業、行政ともお互いに情報交換をして、地域で子どもが人間として育つよう子育て支援をしたい。」など、子どもを生み育てたいと願うすべての人が、安心と喜びをもって子どもを生み育てられる社会づくりを目指していくため、それぞれの立場で取り組んでいきたいとの思いを伺いました。

知事は、「子育てには、周囲の支えが必要。社会の人が、社会全体が子育ての時期の人々に温かい目を向け、支えることが大切です。」と述べ、今後も県民の方々や市町村との対話を進め、施策に反映していく考えを述べました。

 

◆◆◆懇談会出席者の主な発言◆◆◆

 

懇談の様子

 

◇原正子さん(松江市)

 助産師、島根CAP(ChildAssaultPrevention子どもへの暴力防止)代表

[発言要旨]

・密室化、孤立化した母親の辛さと、働きながらこどもを育てることの困難さの両方がある。新生児訪問をしているが、辛くなったら早くSOSを出すように母親に言っている。今は昔に比べ、子育てのサポート制度が充実しているが、育児休業や育児時間など制度がまだうまく活用されていないように思う。また、子どもを生み育てることに、本人も周囲も寛大にならないと子どもを育てることはできない。

・また、行政の子育て支援については、もっときめ細やかな対応が必要。

 

◇成瀬明子さん(松江市)

 親子リズムサークル(子育て支援民間団体)代表

[発言要旨]

・子育ての苦しさは自分一人だけの問題ではない。子育てを楽しむために自分は何ができるか、みんなで何ができるのか一緒に考えることが必要。人に相談することで、仲間が増え、お互いに助け合うことができる。その必要性を多くの人に伝えたい。

・最近見た子育てに関するアンケートでは、お父さんの勤務時間の短縮ついての要望がもっとも多かった。父親のサポートが必要ということですね。

 

◇坂本和子さん(松江市)

 NPOしまね子どもセンター理事長、しまねつながるネ!ット世話人

[発言要旨]

・子育ては島根全体で考える必要がある。子育て、子育ちの支援は、地域づくりです。子どもの遊び、課外活動は子育てには重要な要素。

・企業、行政ともお互いに情報交換をして、地域で子どもが人間として育つよう子育て支援をしたい。

・子育ては社会的なことで大事なことであると言うことを、知事からもアピールしてほしい。

 

懇談の様子

 

◇高島智さん(松江市)

 城西地区児童クラブ指導員、城西プレーパークプレーリーダー

[発言要旨]

・子どもの遊びは子どもの成長に欠かせない。子どもが失敗することを嫌う親が多いが、成功体験だけではだめ。失敗と成功のバランスを欠いた経験では子どもは成長しない。

・仕事として子どもと接するときは、(1)子どもに自分で決めさせる。(2)失敗できる環境(フォローが必要)をつくる。(3)失敗した子どもが再チャレンジするとき、ほんの少しの手助けをすることに心がけている。

・日本では子どもと遊ぶ職業が評価されていない。ヨーロッパではプレーワーカーは社会で認知されており、給料も高い。日本でも重要さが認識され、職業的に評価されることを望む。

 

◇古志野純子さん(松江市)

 株式会社長岡塗装店常務取締役

[発言要旨]

・私の会社は、いわゆる3K職場で、若者がなかなか定着せず、ベテランから若者への技術承継ができていなかった。10年前までは高齢者のみで、若い人は毎年4〜5人入社するがすぐにやめていった。

・10年前に65歳までの再雇用制度を導入。また、出産祝い金や保育所費用の補助、30分単位の有給休暇制度などを整備した。

・雇用環境整備に関する一般事業主行動計画は、従業員300人を超える大規模事業所では義務化されており、中小企業では努力義務となっている。小さい企業こそ義務付けることが必要ではないか。職場環境を整えれば、自ずと企業の繁栄、生き残りにつながる。

 

◇津田悟さん(松江市)

 島根電工株式会社総務部長

[発言要旨]

○津田

・私の会社には、270名の社員がおり、その9割が男性。企業の経営状況も厳しく、ノルマを課し、男性を職場に貼り付けざるを得ないのが実態。

・顧客満足度の向上を図るためには、従業員の満足度をまず向上させる必要があるという観点から、数年前から次のような取り組みをしている。(1)誕生日休暇(2)出産当日の休暇(3)週一回のノー残業デー

・企業は自社のことは分かっても、意外と他社のことは知らないものだ。各企業がどのような取り組みをしているのか、参考事例として情報を提供してもらいたい。

 

集合写真

(写真左から:津田さん、高島さん、古志野さん、知事、原さん、成瀬さん、坂本さん)

 

 

 

島根県里親会

 

次に、島根県里親会の代表の方々と懇談しました。

懇談の様子

 

会の皆さんから、「少子化の時代ではありますが、里親により育てられる子どもは少なくありません。また、障害のある子どもや虐待を受けた子どもなど、受け入れについては難しいケースも多いです。」と活動の様子が話されるとともに、里親の登録数の減少、会の厳しい財政的状況などの課題もあげられました。また、「里親制度についての理解、意識を高め、新規の里親を育てる取り組みについて、県の支援をお願いしたい。」との意見を伺いました。

集合写真

 

(写真左から:岸さん、落合さん、知事、御神本さん、山崎さん、毛利さん)

 

 

ハートフルサロン松江

午後は、松江市立病院内にあるがんサロン「ハートフルサロン松江」に伺いました。

懇談の様子

 

がん患者や家族の方から、活動の様子やサロン設立に至った経緯などについてお話を伺うとともに、「同じ患者の方の話を聞いて恐怖が取り除かれ、仲間が増えた。」「病気の勉強がしたいという話になって、月1回勉強会をするようになった。少しでも病気の仲間のために役立ちたいと思う。」など様々な思いを伺いました。

また、がん治療に携わるスタッフの充実や、健診システムの整備などについての要望を伺い、知事は、皆さんのご意見をしっかりと受けとめ、県としても総合的ながん対策に取り組む考えを話しました。

集合写真

 

島根県心身障害児(者)親の会連合会

 

次に、松江整肢学園、松江療育園を訪れ、施設を見学した後、島根県心身障害児(者)親の会連合会の方々と懇談しました。

懇談の様子

 

島根県手をつなぐ育成会の室崎会長から、構成団体の概要と現状について説明していただいた後、団体の代表の方々から、「同じ悩みを持つ親たちのつながりを持ち、情報を共有し、小さな声を大きな声にしたいという思いで会を立ち上げました。」、「研修会などでは、役所の担当の方にも、ぜひ現場の生の声を聞いてほしい」など、団体の活動内容や家族としての思いなどを伺いました。

集合写真

 

(写真左から:曽田さん、原田さん、白川さん、岡田さん、知事、室崎さん、石津さん)

 

 


お問い合わせ先

広聴広報課県民対話室

島根県政策企画局広聴広報課県民対話室
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5770、6501
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