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スギ・ヒノキのコンテナ苗生産の手引き(改訂版)

 コンテナ苗とは根と培土が成型された根鉢付苗です(「手引き」内の写真を参照)。コンテナ苗は従来の裸根苗と比較して、活着率が良い、植栽時間が短い、時期を問わず植栽できるため伐採後すぐに植栽できる、などのメリットがあります。このため、コンテナ苗を使えば再造林コストを削減できる可能性があり、全国的に同苗を使用した再造林が進んでいます。

 

 島根県内では平成26年4月から1事業体でコンテナ苗の生産が開始され、現在(平成30年4月)では森林組合を含む6つの生産者によって本格的に生産が行われています。

 

 当センターでは、コンテナ苗の育成技術について試験・研究を行い、平成28年3月に「スギ・ヒノキのコンテナ苗生産の手引き」を発行しました。しかし、育成技術には課題が残っていたため継続して試験を続けた結果、有用な知見が多く得られました。そこで、これらの知見等をもとに、このたび「スギ・ヒノキのコンテナ苗生産の手引き(改訂版)」を作成しました。本手引きの活用により、コンテナ苗が効率的で安価に供給されることによって、再造林コストが削減されることを願っています。

 

 なお、当センターではコンテナ苗の得苗率を最大化(得苗率:65~80%)できる専用培土を開発しました(特許出願中)。この培土は平成30年8月以降に培土メーカーより販売されます。

 

 

※「スギ・ヒノキのコンテナ苗生産の手引き(改訂版)」PDF添付

 

 


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