NPO活動推進自治体フォーラム島根大会開会式（松尾秀孝島根県副知事）

 皆さん、こんにちは。当県の副知事をしています、松尾でございます。大会に先立ちまして、一言御挨拶を申し上げます。

 「NPO活動推進自治体フォーラム島根大会」が、ここ島根で盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げますとともに、全国各地からお越しいただきました皆様を心から歓迎いたします。

 さて、NPO法施行から10年以上が経過し、全国では4万、ここ島根県でも200を超えるNPO法人が、社会貢献活動を行っておられます。

 島根では、平成17年3月の「島根県県民いきいき活動促進条例」制定以降、「しまね社会貢献基金」や「NPO支援融資制度」の創設など、島根県独自の施策の充実を図り、NPO活動の積極的な推進に努めているところです。

 ご存じのように、最近では、NPOは「新しい公共」の担い手として注目を浴び、国民一人一人が共に支え合う社会や地域づくりを進めていく上で、重要な役割を果たすことが期待されています。

 また一方、資金調達や執行体制、会計の透明性など、情報公開を進めながら社会的信用を高めていくための取り組みも一層求められております。

 今回の大会では、資金調達・資源循環を意味する「ファンドレイジング」の第一人者としてご活躍の、ＮＰＯ法人日本ファンドレイジング協会の鵜尾雅隆常務理事に基調講演をいただきます。また、各分野でNPO活動を実践・活躍されている皆様によるパネルディスカッションや分科会を通じて、いきいきとした地域社会の創造に向けた方策の議論を深めていただければと思っています。

 また、ここ島根には、豊かな自然と古き良き伝統や文化が良く残されています。平成24年には島根を舞台とする神話が多く残されている「古事記」が編纂されてから1300年を迎え、また、平成25年には「出雲大社」の60年に一度の「大遷宮」を迎えます。皆様には、今回、あるいは次の機会にこうした島根の古き良き世界にもふれていただければ幸いであります。

 終わりに、大会開催にあたりまして、ご支援・ご協力いただきました実行委員会の皆様をはじめ、関係の皆様に心から感謝を申し上げますとともに、皆様の益々のご活躍とご健勝を祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

 本日は、ご来場誠にありがとうございました。