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農水商工委員長報告

 

 

 農水商工委員長報告   平成23年11月定例会(12月16日)

 

 農水商工委員長報告をいたします。

 農水商工委員会に付託されました議案の審査経過及び結果等について報告いたします。

 

今定例会において農水商工委員会に付託されました議案は、

第114号議案「平成23年度島根県一般会計補正予算(第3号)」など予算案2件、第128号議案「公の施設の指定管理者の指定について」など一般事件案2件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑や意見等のうち主なものについて、報告します。

 

 まず、「公の施設の指定管理者の指定について」であります。

 執行部から、花ふれあい公園にかかる平成24年4月以降の指定管理者の選定審査状況等及び債務負担行為の設定について説明がありました。

 委員から、指定管理料において、施設管理費の増額、植栽管理費の減額の具体的理由等について質問がありました。

 これに対し、執行部からは、「施設管理費の増額については、県有施設の指定管理制度に係る共通ガイドラインの見直しにより、空調設備の点検回数が増加したこと等によるものであり、一時的には経費が増加するものの、長期的にはコストの節減につながるものであること、また、植栽管理費の減額については樹木の成長に伴う小花木等の植栽経費の節減等によるものである」との回答がありました。

 

 また、委員から「年間パスポートの利用者の約8割が出雲市内の方であり、さらに広く県民等に利用されるよう情報発信に努めてほしい」との意見や、「例えば、薬草の展示の拡充、また、花きの新品種の展示の拡充など、本県の花き生産の促進等に、よりつながるよう本施設の有効利用について検討してほしい」等の意見がありました。

 

 執行部からは、「花ふれあい公園は、開園以来、情熱を持ったスタッフにより、年々工夫され、年間を通じて四季折々のコンサートの実施や新品種の展示等、様々なアイデアで花に関する多様な情報発信に努めているところであるが、今後、本公園の設置趣旨を踏まえ、指定管理者と一緒にさらに魅力ある施設となるよう努めていきたい」との回答がありました。

 

 次に、「森林整備加速化・林業再生事業」についてであります。

 執行部から、「本年度で終了予定であった本事業が、国の3次補正予算により3年間継続実施できることとなったが、事業目的が東日本大震災の復興に必要な木材を安定的に供給するための事業に限定されたことから、事業メニューの縮小や新たに森林所有者の負担が生ずることとなった。今後、地域の実情に即した事業が円滑に推進できるよう、事業内容の改善を国に働きかけるとともに、所有者負担の軽減等について検討したい」との説明がありました。

 

 委員からは、「地域にとってより使いやすい事業となり、林業が再生されるよう取り組んでほしい」との意見や、「これまで本事業が実施されたことにより、森林整備が急速に伸びてきている。そのことが地域の活性化にもつながるなど、本県には大切な事業であり、今後も本事業が各地域で総合的に進められるよう取り組んでほしい」との意見がありました。

 

 最後に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。 

 執行部から、12月に組織改正を行い、「神々の国しまねプロジェクト」のシンボル事業である「神話博しまね」の準備を推進するとともに、地域住民等との協働を促進するため、新たに「神話博しまね推進室」を設置したこと、及び「神々の国しまね」プロジェクトの当面のプロモーション計画等についての報告がありました。

 本委員会としましても、執行部、県民の皆様とともに、来年開催される「神話博しまね」をはじめとした「神々の国しまね〜古事記1300年〜」事業が成功裡に終えられ、また、こうしたプロジェクトを一つの契機としまして、本県の自然、歴史、文化等、郷土の素晴らしさを再発見するとともに、ふるさとへの愛着と誇りにつながるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 

 以上、農水商工委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 

 



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