島根県報道発表資料SHIMANE PREFECTURE PRESS RELEASE

1215 ミニ企画「屋根裏のオフダ」の開催について

 旧家の屋根裏や蔵の中から、神社・寺院の古いお札(ふだ)が大量に見つかることがあります。これは、「お札をたくさん集めると、厄除けや雷避けのご利益(りやく)がある」という信仰に基づいて、大切に集められたものです。今回のミニ企画では、そのような経緯で島根県内のお宅に保管されていた江戸~明治時代のお札と、それにまつわる品々を特集展示します。
 お札の発行元は近隣に限らず、京都や伊勢など遠く離れた社寺のものが含まれています。江戸時代、社寺参拝を目的とした旅は民衆の大きな楽しみで、旅先でもらったお札を持ち帰ったとみられます。また、江戸時代の有力社寺には御師(おし)・太夫(たゆう)と呼ばれる布教者がおり、全国各地の村々をまわって信者にお札を配り歩いていました。人々は毎年、新しいお札をもらうことで、容易に参拝できない遠方の社寺からご利益を得ようとしていたのです。今回のミニ企画「屋根裏のオフダ」では、お札を集めることで神仏にすがり、平安を祈った人々の信仰文化をご紹介します。

                    記

1 展示期間  5月22日(水)~7月15日(月・祝)
        *会期中の休館日:6月4日・18日、7月2日(いずれも火曜日)

2 開館時間  9:00~18:00(最終入館17:30)

3 会  場  島根県立古代出雲歴史博物館 常設展示室

4 料  金  常設展の入場料金でご覧いただけます。(追加料金はかかりません。)
          (一般620円、大学生410円、小中高生200円)

5 主な展示品
① 雲南市大東町幡屋 武田家お札群 (当館蔵)
   計994点あるお札のうち、代表的なものを展示。高野山(和歌山県)や祇園社
  (現八坂神社/京都府)など遠隔地の有力社寺のものが多く含まれる。令和5年
  に宅内から発見後、当館に寄贈され、今回初公開。

② 松江市宍道町東来待 土江家お札群 (当館蔵)
   御祓大麻(おはらいたいま)と呼ばれる、箱形をした伊勢神宮のお札94点。
   伊勢からやってくる御師が毎年1点ずつ配ったもの。

③ 出雲大社のお札版木 (当館蔵)
   お札を刷るための版木で、出雲大社の御師が江戸時代に使用したもの。