島根県報道発表資料SHIMANE PREFECTURE PRESS RELEASE

2863 旧ソ連抑留中死亡者の御遺骨を遺族に伝達します

 旧ソ連抑留中死亡者埋葬地から帰還した御遺骨について、DNA鑑定の結果、身元が確認されましたので、松江市在住の遺族に御遺骨を伝達します。

1.戦没者氏名    杠 源一(ゆずりは げんいち)様

2.御遺骨伝達式
(1)日    時  令和7年3月5日(水) 11時から(1時間程度)
(2)場    所  島根県職員会館 展示室(松江市内中原町52)
(3)御遺骨受領者  杠 良智(ゆずりは よしとも)様 (松江市)
            ※ 杠 源一 様の御遺族(甥)
(4)そ  の  他  御遺族に対する取材は、伝達式終了後、同会場にてお願いします。

3.特定に至った経緯
(1)埋葬に係る関係資料概要
 ロシア連邦ザバイカル地方「第513労働大隊」、「第520労働大隊ノボパブロフカ地区その1」、「第520労働大隊ノボパブロフカ地区その2」埋葬地については、旧ソ連政府より提供された「抑留中死亡者名簿」に30名が登載されており、「第513労働大隊」、「第520労働大隊ノボパブロフカ地区その1」については埋葬図が提供されている。
 旧ソ連政府等提供資料と厚生労働省保管資料を照合調査した結果、「杠 源一」様が前述の埋葬地に埋葬されていることが確認できた。

(2)収容状況
 平成13年7月6日から7月28日、平成30年7月23日から8月8日、及び令和元年7月23日から8月7日までの間、遺骨収集派遣団は、ノボパブロフカ村にある当該埋葬地に埋葬されていた45柱の御遺骨を収容した。
 なお、「第513労働大隊」埋葬地は収容された12柱の御遺骨のうち2柱、「第520労働大隊ノボパブロフカ地区その1」埋葬地は収容された33柱の御遺骨のうち1柱、「第520労働大隊ノボパブロフカ地区その2」埋葬地は収容された12柱の御遺骨は全てが焼骨された状態で埋葬されていた。

(3)DNA鑑定の結果
 上記(1)(2)により、当該埋葬地から収容した御遺骨のうち、DNA鑑定用の検体が採取できた29柱とDNA鑑定を希望される御遺族との間で鑑定を実施したところ、平成30年7月30日に収容された御遺骨1柱から島根県在住の御遺族と親族関係が存在するとの結論が得られ、「杠 源一」様の御遺骨と判明した。