| 掲載日 | 令和6年1月10日 |
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| 担当 | 美術館 蔦谷典子(当館主任学芸員・本展企画者)、山根・島田・三浦(広報) |
| TEL | 0852-55-4702 |
| メール | sam@pref.shimane.lg.jp |
島根県報道発表資料SHIMANE PREFECTURE PRESS RELEASE
2527 心あたたまる写真 心に染みる写真 植田正治生誕110年記念「植田正治と塩谷定好」開催のお知らせ
島根県立美術館では、植田正治生誕110年記念「植田正治と塩谷定好」を下記のとおり開催いたします。
山陰に生まれ、山陰で生涯を送り、山陰を舞台に写真を撮り続けて、国際的な評価を浴びた写真家・植田正治(1913-2000)と塩谷定好(1899-1988)。今年度は植田正治生誕110年記念の年となります。
写真をはじめたばかりの若き日の植田にとって、写真雑誌の月例題賞で全国1位になるなど目覚しい活躍をする塩谷定好は、神様のような存在でした。山陰の海辺や村々、素朴な人々と子供たちの 笑顔、こよなくこの地を愛したふたりの作家ならではの作品群は、見る者の心に染みていきます。掲載した2点の作品は、植田と塩谷、それぞれの娘を撮影したものです。日本の芸術写真を代表する塩谷とモダニスムを代表する植田。身近な被写体を愛情込めて映し出すふたりの巨匠の作品を、出雲神話の地を写した作品も含め約 100 点ご紹介します。
記
1.開催概要
展覧会名 植田正治生誕110年記念「植田正治と塩谷定好」
会 期 2024年1月18日(木)~4月15日(月)
休 館 日 火曜日
料 金 一般300円、大学生200円、高校生以下無料
会 場 島根県立美術館 展示室4
開館時間 【1・2月】10:00~18:30 【3・4月】10:00~日没後30分
(展示室への入場は閉館時刻の30分前まで)
2.美術講座
講 師 蔦谷典子(当館主任学芸員/本展企画者)
日 時 2024年2月24日(土)14:00~(13:30開場/約90分)
会 場 島根県立美術館 ホール(190席/当日先着順)
演 題 「植田正治生誕110年記念 植田正治と塩谷定好」(仮)
聴講無料
3.みどころ
1.植田正治も塩谷定好も、生涯山陰で暮らし、山陰を舞台に作品を制作しました。山や海、心あたたかな人々など、私たちにとっても身近な風物が、実に豊かな作品となってその良さを再発見させてくれます。
2.絵のような写真「芸術写真」が一世を風靡した大正末から昭和初期、その代表となる写真家が塩谷定好でした。塩谷に憧れ、写真の道を歩んだ植田正治も、この芸術写真から出発しています。その後、次世代の「モダン・フォトグラフィ」へと没頭していくこととなるのです。
同じモティーフを撮影しても、ふたりの共通しているところと、異なるところを比較して、お楽しみください。
3.ふたりの写真家が、出雲神話の地を撮影した写真を展観します。植田正治の《出雲》《松江》は、特別出品いただいた作品で、初めての展観となります。
4.展覧会構成
第一章 家族の肖像
植田正治も、塩谷定好も身近な生活のなかの心情を大切にしました。日々の暮らしで触れ合う家族や近所の人々、海や山などの自然を、こよなく愛して写真にしました。家族の肖像からは、その愛情が伝わってきます。
ふたりの属した「日本光画協会」は、この身近な生活感情を重視する作風を特色としていました。両者は後年までも、そうした作品を作り続けています。
第二章 海辺の光景
空と海と砂浜。その広がりは、花曇りの日に写すと、均質な淡いグレーの写真に仕上がります。砂浜は、遠近感を失わせます。遠くの人は小さく見えますが、その距離を感じさせないのです。その砂のマジックを使って、植田も塩谷も名作を生み出しています。
美しい海辺の続く山陰。その自然の舞台を生かして数々の写真を映し出してきました。
第三章 出雲神話の地
出雲の地には、古代の神話が息づいています。山河に、地名の由来に、農耕生活の風習に、
『出雲風土記』に語られた出雲神話の名残が残るこの地を、二人の写真家は映し出しています。
とりわけ、植田正治は、出雲をライフワークと考え、くまなく巡っていきました。
今回、特別出品として、植田正治の《出雲》《松江》を展観します。