大きな揺れは、1分程度でおさまります。慌てず丈夫な家具の下に身を隠し、様子を見ましょう。
火災が発生しなければ、地震による被害はそれほど大きくなりません。使用中のガス器具、石油ストーブなどは素早く火を消しましょう。
万一出火したら、まず消火器や三角バケツなどの消火器具で、ボヤのうちに消し止めましょう。
瓦や窓ガラス、看板などが落ちて思わぬケガをする事があります。慌てて外へ飛び出すことなく落ち着いて行動しましょう。
揺れを感じたら、玄関などの扉を開けて逃げ口を確保しましょう。とくにマンションなどの中高層住宅では出口の確保が重要です。
山際や急傾斜地域では、山崩れやがけ崩れが起こりやすいので注意が必要です。また、海岸地帯では津波の襲来が、低地帯では浸水の恐れがありますので、気をつけましょう。
事実は一つです。ラジオやテレビ、市町村役場、消防署、警察署などからの正しい情報に注意し、的確に行動しましょう。
避難するときは、必ず徒歩で避難しましょう。携帯品は必需品のみにして、背負うようにしましょう。
屋外にいたらビルや公園などに避難し、落下物やブロック塀の倒壊の危険地域には近寄らないようにしましょう。
軽いケガなどの処置はみんなで協力しあって応急救護をしましょう。
各自治体、消防署などが行う防災訓練に参加し防災行動力を身につけましょう。
柱、土台や屋根瓦などを点検し、老朽化しているものは補強しておきましょう。
ブロック塀、石塀に基準通りの鉄筋が入ってないとか、転倒防止の控壁を設けていないなど施工上の欠陥によるものがあるので、わが家の塀を点検しましょう。
消火器や消火用水のほか、消火に役立つものをふだんから用意し、備えておきましょう。
家具類は止め金具などで固定し、収納物は重いものを下に入れて重心を下げる工夫が必要です。家具や棚の上にはガラスケース、ラジオ、重い物などを置くのは危険です。せめて腰の位置より低いところに置くようにしましょう。
いざという時のために必要なものを用意しておきましょう。
米、もちなどの主食を用意します。米はふだん買う一定期間分(例えば一ヶ月分)の倍の量を買い、一ヶ月後からふだんの量を買いたしていくと常に予備があることになります。副食として各種の缶詰、レトルト食品などを用意し、乳幼児、病人、高齢者のための食品も用意します。
正しい情報を得るために、欠かすことができません。予備の電池は十分用意すること。
懐中電灯は家族の一人ひとりに行き渡るように準備します。予備の電池も忘れずに。ろうそくも用意しましょう。
避難するときの持ち物は、とりあえず必要な物だけにして、いつでも持ち出せるように準備しておきます。また、災害がおさまった後の生活に困らないために、家庭内に、水、食料、燃料、照明など最低3日分の家庭内備蓄をしておくことが大切です。