新聞で放課後児童クラブの時間延長を目玉にするという記事を読みました。
この事業には二面性があると私は考えています。一つは、子どもを預けられる先がない子育て世帯の共働きを助けること、もう一つは、長時間労働を容認する可能性があることです。
放課後児童クラブの時間延長は、労働時間の延長、家族の時間の減少につながる可能性があります。
この施策の実行にあたっては知事からのメッセージとして、「これは企業のために労働時間の延長を認めるものではなく、今の子育て世帯がおかれた事情を勘案して設けた制度です。本来は、企業自身が働き方改革を進め、生産性を向上し、次世代を担う子どもたちを育てている子育て世代が家族の時間がきちんと持てるようになること望んでいます。」と企業や労働者に訴えてもらうことはできないでしょうか。
まずは何を最優先とするのか。ぜひ家族という小さな幸せを守っていただきますようお願いします。
子どもの健やかな成長のために一番大事なものは親子のふれあいであり、働き方改革を各事業所で進めていただくことは極めて重要です。
これまで、県では、ワークライフバランス推進のための経営者向けセミナーや社員の方向けの研修の支援を行ってきております。先般は知事が県庁のトップとしてイクボス宣言をし、経済団体に「イクボス」の取組が進むようお願いをしたところです。また、令和2年度新たに「短時間勤務制度」や「1時間単位で取得できる有給休暇制度」を導入する企業への支援制度を設けました。
子育ては、保護者が主体となるのはもちろんですが、あわせて、地域全体、社会全体で支えることも欠かせないと考えます。放課後児童クラブの利用時間延長のみならず、事業所での働き方改革推進など、これまで以上に男性も女性も子育てと仕事が両立しやすくなるような環境づくりを進め、子育てを社会全体で支えていくことができるよう幅広く取り組んでまいります。
(健康福祉部子ども・子育て支援課)
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