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メロン

鉄欠乏症(Fe欠乏症)

○症状等
先端葉や新葉の葉脈間が葉脈の緑を残して淡緑〜黄白色になる。症状が進むと葉の全面が黄白化する。

○発生要因
土壌中には多量の鉄があり、通常は不足することはないが、土壌や養液栽培の培養液のpHが高いと発生しやすくなる。また、特に養液栽培でマンガンや亜鉛などの重金属類やリン酸を多量に吸収すると鉄欠乏が誘発されることがある。

○分析データ
一般に下位葉の濃度が上位葉より高い。健全葉(葉身)の鉄濃度はおおむね50〜300ppmで、30ppmより低いと欠乏の恐れがある。

○対策
応急対策としては0.1〜0.2%の硫酸第1鉄水溶液を数日おきに5〜6回葉面散布する。葉面散布は温度の高い日中を避け、早朝もしくは夕方に行い、障害発生葉の裏表にまんべんなく散布する。土壌がアルカリ性になっている場合は石灰質資材の施用をしばらく中止する。また、養液栽培では培養液組成を点検し是正する。

○関連資料
 

○写真1
写真1
 


関連データ


お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
 nougi@pref.shimane.lg.jp
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