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白石議員(民主県民)

 

(問)武道(特に柔道)・ダンスの履修について

1.現代的なリズムのダンスを教えようとする教員に対する県教育委員会の支援を伺う。

2.現代的なリズムのダンスを通して、生徒に何を教えるのか、指導目標を伺う。

3.精神文化について、武道を通してどのように指導するのか、所見を伺う。

4.武道の技術について必修となっている中学一、二年生にどこまで指導できると考えるか、所見を伺う。

5.他の教科や家庭教育の中で指導される礼儀や他の考えを尊重する態度の育成と武道で指導する礼節をどのように連携して身につけさせるのか、所見を伺う。

6.柔道の授業での万全の安全体制作りのため、行き届いた指導のできる教員養成についての考えを伺う。

7.事故防止のため、どのような対策を取るのか伺う。

8.外部指導者も含め、思春期の女子への武道の指導に当たって十分な配慮をするための対策について、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.まず、ダンスのうち、現代的なリズムのダンスについては、体育教員を対象とした学校ダンスの指導者研修を開催、全中学校を対象として、指導主事による、ダンスの基本を収録したDVDなどを活用した訪問指導など、こういうことを行い、教員の指導方法の習得などに努めていきます。

 

2.次に指導目標としては、曲に合わせて踊るという身体表現を通じて、仲間の良さを認め合ったり、責任感を持って役割を分担するなど、コミュニケーション能力の育成を図っていきたい思っております。

 

3.次に武道について、まず精神面においては、授業を通して、相手を尊重し、伝統的な作法、所作、行動などの礼節を重んじ、思いやりの心や感謝の心を育てていきたいと考えています。

 

4.技術面においては、例えば柔道では、受け身の練習を十分に行い身に付けたのちに寝技や立ち技へと進んでいく。その際何よりも大切なのは、生徒の学習段階や男女差、個人差を踏まえた無理のない段階的指導を行っていきたいと考えています。

 

5.次に武道と他の教科や家庭教育との連携についてご質問でございます。

 先ほどお答えしました礼節を重んじる精神というのは、ご指摘のとおり武道だけで身につくことではなく、道徳や特別活動、授業や掃除、係活動など学校教育全体で大事にしていかなければならないと考えております。そして学校教育において、あいさつ、言葉遣い、ルールを守るといった基本的生活習慣を身に付けさせていただくことがなによりも大切であると思っております。

 そうした中で、島根県では、平成22年度から学校やPTA、公民館などと連携をいたしまして「ふるまい向上プロジェクト」に取り組んでおりますが、こうした取り組みによりまして子どもたちが、家庭、学校、地域の生活の中で自然とふるまいを身につけていくことを期待しているところであります。

 

6.教員の養成については、安全に配慮した指導ができるよう昨年度は体育教員全員を対象に武道研修会を実施。今年度も新任者・希望者を対象に武道研修会を受講させている。

また、指導主事による全中学校に対する学校訪問の中で、体育教員に対し、安全面の指導などを行っている。

 

7.授業では、生徒の健康状態を把握し、武道の約束事を確認・徹底するとともに、経験の浅い教員に対しては、外部指導者に授業補助に入ってもらったり、複数の教員で授業を行うよう指導していく。

 授業時間以外においては、武道の技を遊びや試しとして使うなどの行為が起きないよう、生徒に注意喚起をするとともに、教職員にも安全意識を共有させ、今まで以上に学校全体で安全管理を徹底していきたい。

 

8.指導者が男性の場合、寝技などの模範を示す時は、男子生徒を相手に行うなど、女子の指導に当たっては、身体的接触や、体力面に十分配慮した指導を行いたいと思います。これは体育教員だけでなく外部指導者にも徹底し、共通認識のもと指導に当たっていきたいと考えています。

 

(問)日本食文化のユネスコ無形文化財遺産登録について

1.豊かな島根の食文化を子ども達に継承していく必要があると思うが、学校教育や社会教育の中でどのように取り組めるのか、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.まず、学校では、食育の中で、食文化について取り上げております。学んだり、体験したり、食べるそういった中で食文化について学んでるといった情況であります。

 例えば体験することでいえば、地域の方を招いて伝統的な食文化に触れる。あるいは、親子で食材を使った弁当づくり、こういったこと。例えば学ぶことですと、生活科や社会科など四季の変化や地域の行事に関心をもたせつことで勉強していきます。

 地域においては、特に公民館におきまして、もちつきなどの行事が行われております。そういったことをとおして、地域の食文化に慣れ親しんでいきます。

 今後も、学校、家庭、地域の緊密な連携を活かしまして、島根の食文化を子ども達に継承させていく取組を続けていきたいと思っております。


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