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白石議員(民主県民)

 

(問)高校司書配置について

1.高校司書配置について、光をそそぐ交付金で対応するようだが、正規職員として交付申請しなかった理由とH24年度以降も継続するかを伺う。

2.高校司書について、正規配置ができないのは標準法にカウントされていないからとのことだが、県が必要と判断すれば正規職員として配置することは可能か伺う。

3.高校司書について、現在十二クラス以上でも嘱託配置になっているところがあると聞いているが、県として出来るだけ正規の司書配置を進めていくべきと考えるが所見を伺う。

4.将来的には特別支援学校にも司書配置をする考えがあるか伺う。

 

(答)教育長

1.高校への司書の配置については、昨年来検討してきまして、小中学校の成果、進路学習での図書館の役割、小規模校の現状等を踏まえまして、やはり司書の果たす役割は大きいということから、現在未配置の高校にも配置が必要であると判断したところでございます。

 現在司書が未配置の高校はいずれも十二学級未満ですが、これらの高校に今回嘱託職員の司書を配置したいと、予算を計上しております。その理由ですが、標準法による財源措置が十二学級未満の学校にはないということ、生徒数、図書館の規模の状況等を踏まえると、司書資格を持った嘱託職員の配置が適当であろうと、今回予算においてお願いしているところです。財源としては、光を注ぐ交付金、期間が現在限定されていますが、それを活用することとしております。

 

(再質問)光を注ぐ交付金は基金を積んでH24年度までということだが、それ以降はどうするかを伺う。

 

(答)教育長

 平成24年度以降の継続配置について、基本的には、学校司書は継続的に配置することが望ましいと思っていますが、24年度までの配置の成果、その後の財源措置状況等も踏まえて、検討していくことになろうかと思っております。

 

2.まずは、人材の確保ですが、実は私どもも、司書資格を持たれる方、小規模校は中山間地に多うございますので心配しておりましたが、今募集をしてこれから試験を行いますが、各高校とも応募があったというふうに聞いております。

 その点は安心しておりますが、正規の配置ということでありますが、標準法で十二学級以上の学校に司書業務も含めまして事務職員が加配されております。その加配された事務職員を島根県におきましては、十二学級以上の高校におきましては、学校司書に充てているということでございます。

 それで財源措置の考え方ですが、交付税措置がされているわけでありますが、交付税措置におきましても、十二学級以上になれば、学校事務全体の事務量が多いだろうということから、事務職員の加配が行われるというふうに承知をいたしております。

 そういったことからしますと、学校全体の規模なり、学級数なり、図書館の規模なり、ここらへんでやはり事務量も変わってくると思っておりまして、今のところは標準法の財源措置に加えまして、今申し上げましたような事務の実態等も踏まえて、嘱託職員で予算計上を来年度もお願いするということでございます。

 今も申し上げましたのは、標準法で措置がしてある考え方を申し上げましたが、やはり規模によって職員の勤務状況というのが変わってくるだろうというふうに判断をいたしております。

 とりあえず今初めて十二学級以下の小規模校に置くわけでございますので、嘱託職員さんを配置して、その成果を見ていきたいということでございますので、正規職員が必要かどうかというのは、今後の課題であろうかとは思いますが、考え方は今申し上げましたような考え方で、予算の計上をお願いしているということでございます。

 

3.何回も申し上げまして恐縮でございますが、県は十二学級以上、以下ということで、正規、嘱託という配置の区別をさせていただいております。

 現在は紹介がございましたが、十二学級以上でも、今後の学級数の減が見込まれるような高校につきましては、実は数校嘱託配置ということをいたしております。

 ただですね反対に十二学級未満でも、嘱託の方の年齢等を勘案しまして、正規で配置している高校も実はございます。

 そういった高校の実情、司書さんの実情というものも配慮しながら、現在措置をしているわけでありますが、全ての高校の公平性という観点から言いますと、ある一定の線でやはり線をを引かざるを得ないということで、現在十二学級以上の所に原則司書を配置して、十二未満の所は原則司書を置かないということでありますが、来年度は十二学級以下におきましても嘱託の司書を置こうということでございます。

 その基準が、十二学級以上がいいかどうかというのは、たまたま今標準法の財源措置から引いておるわけでございます。

 そういうことで、今後基準としては十二学級以上、以下ということを用いてまいりたいと思いますが、先ほどちょっと申し上げましたいろんな学校の実情というものは個々に踏まえて、判断をしてやっていきたいというふうに思います。

 原則としては、今申し上げましたような繰り返しになりますが、十二学級ということで一応の線は引かせていただきたいというふうに思います。

 

4.特別支援学校についてのお尋ねでございます。

 現在、特別支援学校の図書館でございますが、課題を抱えております。利用が低調であるということがございます。そのために必要なことは、まずは、図書館教育に関します教職員の意識の向上を図っていくということ、それから蔵書の整理がまだ十分でないということがございます。

 それから、児童生徒に分かりやすく手に取りやすい図書の配置、こういった環境面での整備が必要だろうと思っております。

 学校司書の配置についてのお尋ねでございましたが、来年度とりあえず今申し上げましたような課題がございますので、環境整備員というものを配置をいたしまして、今申し上げましたような課題を解決していきたいというふうに思っております。

 将来の学校司書の配置につきましては、今申し上げた課題を整理をしながら検討していきたいというふうに思います。

 

 

 

 


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