（問）「ふるまい向上」について

１．ふるまい向上プロジェクトの取組により、本県の幼児教育の充実がどのように図られてきたか、また、今後の取組について併せて伺う。

（答）教育長

１．ふるまい向上プロジェクトについてお答えをいたします。

　この事業は、子どもたちの礼儀やあいさつ、おもいやりの心などを育てることを目指しまして「乳幼児期からの保育・教育を充実させる」とともに「子育て世代の親への支援を図る」といったことに重点を置いて取り組んでいるところであります。

　これまでの取組でありますが、幼児教育に経験を有する方をふるまい向上コーディネーターとして任用いたしまして、幼稚園や保育所の教員、保育士や保護者を対象といたしまして、指導・助言や支援を行ってまいりました。

　また、幼児児童の発達段階に応じた指導や支援についての研修、あるいは親としての役割や子どもとのかかわり方を示した「親学プログラム」というのを作っておりますが、そのプログラムの普及、幼児期からの生活習慣づくりを進めるための食育推進フォーラム、こういったことに取り組んできております。

　これらの取組によりまして、教員・保育士・保護者の方から、「様々な方々との情報交換や課題の共有が図られ、とても有意義であった」とか、あるいは「自分の子育てを振り返る良い機会になった」というご意見をいただいております。

　「ふるまい向上プロジェクト」の二年目となります今年度は、先に申しあげましたふるまい向上コーディネーター、この方を県西部にも配置をいたしまして、啓発活動のいっそうの充実に努めてまいります。

　また、家庭の中で親子が一緒になってふるまいについて考える参考にしてもらうために、新たに幼児向けの指導資料を作成して配布するなど、幼児教育におけますふるまいの向上に向けた取組を推進してまいります。