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白石議員(民主県民)

 

(問)原発事故発生時の対応について

1.被災地域の学校から申し出があった場合、島根県で学校単位の疎開の受入れは可能か、可能であれば被災地に申し出ることができるか伺う。

2.島根県が原発事故被災地になった場合、子どもに特化した安全対策と学校の疎開を視野に入れた地域防災計画の検討について所見を伺う。

 

(答)教育長

1.現在島根県では、被災地からの児童生徒を受け入れるために、様々な支援を行いながら、積極的な実施を行っているところであります。

 ご質問の、もし学校単位で児童生徒を受け入れると言うことになりますと、多数の児童生徒の受け入れ先となります学校の教室、それから宿泊場所、こう言ったものが必要となる訳でありますが、こうした点から県内の状況を見てみますと、教室と致しましては、利用されていない空き校舎が複数ございますが、そのほとんどが、実は耐震性能の問題から現実の使用は難しいという状況にございます。

 それから周辺に児童生徒、場合によっては保護者の方々、これらの方々の宿泊先これを確保する必要があると言う課題もございます。

 現在、他県の状況を見ますと、全国でも学校単位での受け入れを表明した自治体もありますが、聞くところによりますと、現在まで実績がないという状況でございます。

 因みに福島県の状況を見ますと、小中学校ですと保護者の方とやはり一緒に避難をして、その避難先の学校へ通学するという例、それから高等学校ですと、被災地の周辺地域の学校で分散して授業を受けるといった状況にあるように聞いております。

こういった状況にございますので、現在のところ島根県の方で積極的に受け入れを表明するという状況にはございませんが、今後被災地から具体的な要請があれば、今申し上げましたような課題も含めて検討して参りたいと考えております。

 

2.児童生徒の健康管理は、大変重要なことであります。特に子どもは大人に比較致しまして放射能に対する感受性が強いと言われておりますことから、災害時には、特に、子どもに配慮した安全対策も必要であろうというふうに思っております。

 こうした観点から今後地域防災計画のあり方が検討される中で、児童生徒の安全と教育機会の確保、これらについて、適切に対応して参りたいというふうに考えております。

 

(問)お茶振興法について

1.地域や学校教育の中でお茶を嗜む文化を伝える機会を作る必要があるが、どのような取組が考えられるか伺う。

 

(答)教育長

1.それから、大きくもう一点の御質問でございます。お茶の振興であります。

 議員御指摘のとおり、昔は家庭でお茶を囲む機会とか、あるいは親戚の方を呼んで茶をたしなむという機会があったわけでありますが、現在はそうした機会がなくなってきております。そういった中で、現在地域の公民館とか、あるいは学校教育の中でお茶文化に親しむ活動、これを意識して積極的にやっているという状況にございます。

 例えば、公民館活動で申し上げますと、県東部はもとよりでありますが、御質問にございましたように、県西部のほうでも例えば浜田の三保公民館では親子の茶道教室とか、あるいは子どもたちによるお茶会、こういったことを開催をして世代間交流を図っておられると聞いておりますし、また学校教育でもふるさと教育の中で積極的にお茶に関する教育を取り入れておりまして、地域の方と茶摘みや茶もみを体験をしたり、あるいは地域の方と一緒にお茶を飲むというような活動も行われていると承知をいたしております。そのほか、各小中学校で同様の体験をしている学校もたくさんあるというふうに聞いております。

 こうした体験学習や地域でお茶をたしなむ活動、こういったことによりまして地域文化に愛着を深めたり、あるいは現在県で取り組んでおりますふるまいの向上、こういったことにもつながるものと考えております。今後さらにこうした取り組みが進んでいくことを期待をしているところであります。以上でございます。

 

 

 

 


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