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吉田議員(自民)

 

(問)水産高校の存続を左右する寄宿舎不足への対応について

1,隠岐水産高校の寄宿舎不足の問題についての所見を伺う。

2.隠岐水産高校の島外からの生徒受け入れについて、早急な対策を講ずる必要があるが、具体的にどのような対応を行うのか、所見を伺う。

 

(答)教育委員長

1.島根県にとって水産業は非常に重要な産業であると考えております。

 本県に二校あります水産高校は、その水産業や海運業の人材育成にあたって、非常に大きな役割を担っていることから、三年間の「本科」に加え、さらに専門課程を二年間学ぶ「専攻科」を設置し、専門教育の充実を図っているところであります。

 私たち教育委員も、以前に隠岐水産高校を訪問させていただき、実情を伺わせていただきました。

 エゴマ鯖缶詰の特許出願やアワビ・わかめなどの種苗生産研究など、専門教育の充実をつうじて学校の魅力アップに熱心に取り組んでおられることを心強く強く感じたところです。

 また、議員からありましたように、平成二十一年七月に「水産教育のあり方に関する検討委員会」から、「水産高校を水産県島根県の宝」と位置づけ、「全国から生徒の集まる水産高校」を目指すよう提言をいただきました。

 私も、地元の生徒はもとより、全国からも生徒が集まる魅力ある水産高校にするために、質の高い専門教育を提供することが重要であると思っております。

 今般、水産練習船「神海丸」を大型化して航海実習の充実を図りましたように、今後も様々な工夫を加えながら、寄宿舎も含めた教育環境の充実を図っていく必要があると考えております。

 

(答)教育長

2.先ほど、委員長から答弁をいたしましたように、県内の二つの水産高校は、県外からの生徒確保にも努めております。積極的なPR活動を行ってまいりました。

 このような活動が、ご紹介いただきました隠岐水産高校の島外からの志願者の増加につながったものと考えております。

 寄宿舎が必要となる生徒数ですが、今月十八日の合格発表により確定することになります。現時点で、寄宿舎が満杯となった場合に備えまして、県施設を確保をいたしております。島外からの子どもたちに、生活上の支障が生じないような対策を講じてまいります。

 平成二十六年度以降につきましては、この県施設への生徒の入居の状況、それから今後の入学者数の動向も踏まえ、学校や地元とも協議をしながら対応を検討してまいります。

 

 

 

 


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