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報告第62号

 

(板倉総務課長)

 報告第62号神話のふるさと「島根」推進事業基本構想についてご報告する。

 今月1日に神話のふるさと「島根」推進協議会が開催され、推進事業の基本構想が策定された。別冊資料の表紙裏に記載されているが、この基本構想の性格は、平成22年度から25年度まで推進事業を展開するにあたり、協議会だけでなく、市町村、民間団体、県民のみなさんと一緒になって事業に取り組んでいくための指針となるものである。

 別冊資料の1ページに事業の趣旨が記載されている。平成24年は古事記編纂千三百年にあたり、平成25年には出雲大社の平成の大遷宮という歴史的な節目を迎え、「しまね」が全国から脚光を浴びることとなるため、歴史文化に彩られた「しまね」の魅力を多くの方々に知っていただく絶好の機会ととらえ、自然、風景、歴史遺産など島根県が誇る観光資源を活用し、県、市町村、民間団体等が一体となって「しまね」の存在感を全国にPRし、全国からたくさんの方々に「しまね」を訪れていただけるように広報宣伝や企画事業を展開していくものである。

 事業は幅広い県民の参画を得た展開とすることを考えており、大きな流れは1ページの展開イメージ図のとおりである。全体概要については2ページをご覧いただきたい。平成22年度から25年度の4か年の目標として、観光入込客数は500万人増、観光消費額は概ね200億円を掲げており、全体事業費は県、市町村、企業、民間団体等を含めて約25億円を想定している。その中で、教育委員会は文化財の活用やふるさと教育という観点からも重要な役割を果たすことが期待されている。

 3ページからは具体的な事業構想が記載されている。ふるさと再発見ということで、ふるさと学習や子ども学習の推進については、教育委員会が行う事業が中心となってくる。10ページ目をご覧いただくと、古代出雲歴史博物館や八雲立つ風土記の丘などで様々な企画展を行うこととしているほか、京都国立博物館、東京国立博物館における巡回展も計画している。

 このような形で、県だけでなく市町村、企業、民間団体も含めて様々な取り組みを起こしていき、島根県を全国に広くアピールしていくことを考えている。17ページに記載されているように、有識者にアドバイザーとなっていただき、知事をトップとする推進協議会を中心に、官民挙げて一体となって取り組んで行くこととしている。

(渋川委員)

 13ページにあるように「また来よう」と思ってもらうためには、県民一人一人のおもてなしの心が大事であると思う。推進協議会のメンバーを見ると、観光関係者が多くなっているが、一般の方でも何かいいアイデアを出していくことができると思うので、そういう意味でも県民を挙げて取り組んでいくとよいと思う。

(土田委員)

 全体構想のところで、4か年の目標が観光入込客数500万人増、観光消費額は概ね200億円となっており、一人あたり約4,000円といった数字になっている。鳥取県の境港市は1市だけで約200万人の入込客があるということを聞くと、この目標はやや低すぎるのではないかと感じた。この目標の算出の考え方はどのようなものか。

(板倉総務課長)

 毎年どのくらい観光客が入っているかというデータを取っていると思うので、そういったものをベースにして観光振興課で積算されたものではないかと考えている。もちろん、県、市町村、企業、民間団体等がそれぞれの役割を果たしていけば、これ以上の数字を達成することは可能だと思う。教育委員会としてもこの目標を達成できるように取り組んで行きたい。

(大矢社会教育課長)

 全県の観光入込客数は1年で約2,800万人から3,000万人ぐらいであると思う。4か年で500万人ということは、1年あたり125万人ということになるので、5パーセント程度の上乗せを狙っているのではないかと考えることもできる。石見銀山が世界遺産に登録された際の入込客数が約80万人程度と言われているので、この辺りの数字も参考にして算出されたものではないかと思う。やや控えめの印象はあるが、数値目標にとらわれず、頑張っていく必要があると思っている。

(北島委員長)

 島根県を挙げて取り組むということであれば、学校で古事記を教える時間を設けてもよいのではないか。副読本で神話などの勉強は行われているが、例えば古事記や神話を中学校3年間かけて通読するなどの取り組みはできないものか。

(秋利義務教育課長)

 平成17年に「いずも神話」というふるさと読本を作成した。この本が実際に学校現場でどの程度利用されているかについて、アンケート調査を実施したところ、十分活用されていない状況であった。そこで、今回の取り組みを契機として、別冊資料の3ページにあるように、「古事記の時代のしまね」というふるさと読本を新しく発刊するほか、「いずも神話」の朗読CDを作成したり、朗読コンクールというものを開催しようと考えている。ふるさと読本を朝読書の時間や国語の時間の最初の5分間に読むなどの形で、出雲神話に親しむことに取り組んでいきたい。

(北島委員長)

 授業で古事記の時間を作ることができるのは、島根県ぐらいではないかと思うので、是非取り組みを進めていただきたいと思う。

 

 


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