（秋利義務教育課長）

　報告第５５号平成２３年度島根県公立学校教員採用候補者名簿登載者の発表に係るホームページの誤掲載についてご報告する。

　先ほど、選考試験の結果についてご報告したところであるが、今回、初歩的なミスにより、受験者を始め、多くの皆様方にご迷惑をおかけしたことを心からお詫びしたい。

　採用候補者名簿登載者の発表日時は９月３０日午前９時ということであり、発表方法は本人あてに文書で通知する方法、県庁前掲示板へ掲示する方法、ホームページへの掲載という３つであった。文書及び掲示板に誤りはなかったが、ホームページには誤ったデータを含んだ一覧表を４２分間掲載した。内容は、誤って名簿登載者でない６名の受験番号を掲載し、名簿登載者である６名の受験番号を掲載しなかったということである。

　誤りが判明した経緯と直後の対応について、ホームページ掲載後に担当者が誤った一覧表であることに気がつき、９時４２分にこの一覧表を削除し、１０時１２分に改めて正しい一覧表を掲示したということである。

　誤った原因は２つある。１つ目は、発表用資料作成時に掲示用とホームページ掲載用の２種類を作成するが、作成時に誤った入力をしたことに気がつき、掲示用は修正したが、ホームページ用の修正は怠ったということである。担当者はホームページ掲載用も修正したと思い込んでいた。２つ目は登載者一覧と発表用資料の最終点検を行った際に、掲示用との確認は行ったが、ホームページ掲載用との確認を怠ったということである。点検者も掲示用とホームページ掲載用は同じであると思い込んでいた。

　事後対応として、９月３０日の午前中に誤って受験番号を掲載した受験者及び掲載が遅れた受験者全員に電話連絡して状況を説明し、謝罪した。また、９月３０日及び１０月１日に誤って受験番号を掲載した受験者に対して、本人実際に会って改めて詳細を説明し、謝罪したところである。いずれの皆さんにも事情は承知していただき、気持ちとしてすぐに納得できるものではないが、また来年に向けて頑張りたいという言葉をいただいた。

　今後、改めてチェック体制を見直し、このようなことが決して起こらないように、再発防止に向けて万全を期したいと思っている。

（板倉総務課長）

　続いて本件に係る職員への対応措置についてである。

　適正な事務体制の構築を怠ったため、このような事件が起こったので、１０月１２日付けで義務教育課長、義務教育課企画人事グループリーダーに対し、教育長文書訓告を行った。

（今井教育長）

　こういう発表のミスはあってはならないことである。担当者のミスはどうしてもあり得ることであり、チェック体制をきちんと整えておくことが大事であるので、私から課長とグループリーダーに対し文書訓告したところである。

（北島委員長）

　当事者のことを考えれば、やはりこれは非常に大きい過ちだと思う。人間はミスをするものであるが、今回のことは決して起こってはならないミスであるので、しっかりと猛省し、担当者が変わってもこのようなことが起こらないような体制を構築してもらいたい。このことについて、教育委員同士で話をした際には、非常に厳しい意見もあったが、事務局から十分な反省の言葉をお聞きしているので、しっかりと肝に銘じて、以後、精進していただきたいと思う。