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報告第53号

 

(原田特別支援教育室長)

 報告第53号平成22年度島根県公立高等学校入学者選抜についてご報告する。

 資料5の5の入学者選抜関係日程表であるが、日程については学力検査を3月9日に実施することは決定している。合格発表日は3月23日(火)、定時制課程の2次募集は、この資料のとおりである。

 なお、新型インフルエンザ対応としては、一般選抜、そして各種推薦選抜において、新型インフルエンザのために受験できなかった者を対象にして、追検査を実施することとしている。追検査は、3月16日に一般選抜の追検査を実施する予定にしている。

 理由としては、今後感染が拡大するおそれがあること、受験生がワクチン接種の対象者となる可能性が低いこと、さらに受験生本人や保護者に受験の機会がなくなるのではないかという不安感を与えないようにする必要があるという観点から、追検査を実施することとしている。

 推薦入学、中高一貫教育校の特別選抜、あるいはスポーツ・文化特別等の選抜については、各校で検査日が異なっているが、各校とも1月20日(水)までに実施することになっている。この選抜の推薦も追検査の必要があれば、1月27日(水)までに実施することにしている。

 資料5の1の2(1)から(4)に関しては、高等学校入学者選抜における各高等学校からの報告、あるいは申請事項のうち、今年度変更があった事項を載せている。(2)から(4)については、変更の審査があったが実施する上で特段の問題点もないため申請を承認している。宍道高等学校は平成22年度の入試から宍道高等学校が入学者選抜を行うが、その内容については資料のとおりである。

 資料5の2のスポーツ特別推薦は平成20年度の入学者選抜から3年間の間指定としているため、平成22年度入試では重点校並びに競技種目についての変更は「なし」である。

 資料5の3の文化特別推薦は平成21年度入試から正式実施となった。平成22年度入試では指定分野あるいは実施校について変更は「なし」である。

(藤原教育長)

 先日、大学のセンター試験は追加試験をやることが発表になった。高校入試で、現時点で各県ではっきりインフルエンザで追試験をやることは発表になっていないので、島根県が初めてになると思ってよいか。

(鴨木総務課長)

 高校受験生を対象にして新型インフルエンザのための特別の対応措置をとる点については、今のところ各県の教育委員会が明確な対策を打ち出したという情報は持っていないので、全国初の明確な対応になると考えている。

 なお、ワクチン接種について補足であるが、先般、厚生労働省が今後のワクチン接種のスケジュールの目安を発表した。その目安をもとに、今後各都道府県の健康福祉部局で、医療機関との調整の中で具体的にどの時期からということが決まってくるが、厚生労働省の目安によると、小学校の4年生、5年生、6年生、中学生、高校生に対するワクチン接種は、早くて来年の1月下旬以降になる。1月下旬以降に最寄りの医療機関で予約をして、その順番が回ってきてからになるので、実際に中学3年生がワクチン接種を受けられる時期は、場合によっては2月あるいは3月になることもあると思う。

 さらに、今回のワクチンは2回接種によって抗体をつくるもくろみになっており、1回目と2回目に約一月の間を置くことから考えると、最初のワクチン接種から考えて、実際その効果が発揮できる時期は2ヶ月以上先になり、今得られている知見では、感染自体を防ぐ効果はなかなか期待しづらく、感染した後の発症が重症化するのを防ぐ程度にとどまるだろうというのが今回の新型インフルエンザワクチンに関する今の科学的な知見である。したがって、免疫を持たない本人の責にすべき事由ではないことになるので、受験の機会を奪うべきではないという観点で島根県教育委員会としては全国に先駆けた対応を行いたいというものである。

 

 

 


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