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協議第4号

○鴨木生涯学習課長

 協議第4号次期「島根県立図書館振興計画」策定について協議をお願いする。

 まず、3の2ページのスケジュールをご覧いただきたい。昨年5月19日の教育委員会において、図書館協議会の意見書及びその意見書を踏まえた生涯学習課としての考え方を報告した。図書館協議会の意見書には、次期図書館振興計画の策定についての基本的な考え方と同時に、これまで知事部局を中心に進めてこられた改革推進会議専門小委員会における公の施設の見直しの議論に対する考え方が記載されていたわけであるが、教育委員会においてこの図書館協議会の意見書を高く評価してもらい、尊重すべきとの意見をもらった。さらに県立図書館については、直接サービスだけでなく「第二線図書館」機能、特に市町村支援や学校図書館支援といった機能が重要であるという点、運営形態としては指定管理者制度導入の是非の問題をめぐり、公設公営を維持すべきであるというような意見をもらった。そして、県立図書館は単に直接サービスを担うだけでなく、本来的な使命としてそのような「第二線図書館」機能を果たすべきであり、実際に県立図書館がそのような面で顕著な実績を挙げているという点についても、県民の皆さんにわかりやすく周知を図ってはどうかという意見をもらったところである。

 その後、教育委員会での議論を踏まえ、図書館法に基づく法定協議会である図書館協議会において次期計画の素案について審議が重ねられ、計画の素案が取りまとめられたところである。

 3の1ページをご覧いただきたい。そのような経緯で次期計画の素案の策定作業が進んでいるので、3番にあるように、パブリックコメントにかけ、県民意見を募集したい。期間は、明日、2月13日から3月6日までの3週間である。そして、この県民意見を踏まえて計画案を最終調整し、3月下旬に開催される教育委員会において議決事項として付議したいと考えている。

 教育委員会の議論を踏まえ、その方向に沿った形で特に5つの使命(ミッション)に重点を置きながら、策定作業を進めてきたところである。本日の段階では、この次期計画素案に対して県民意見の募集を行うことについて了承をいただければと考えている。

 

○石井委員

 計画の中に出てくる「パスファインダー」等の用語が、はじめ意味がわからなかった。後のページに用語説明がついていたのでわかったが、もう少し易しい言葉に置き換えることが可能ならば直していただけるといいと思う。

 

○北島委員

 私も横文字が多いと読みづらいという感じを受けた。全く違う話であるが、築40年たって建物が老朽化しているが、それについての話はないのか。

 

○鴨木生涯学習課長

 老朽化対応については、10年ほど前に改修を行っている。ただ、今は67万冊の蔵書をきちんと収納するためのスペースが絶対量として不足する懸念があること、さらには、直接サービスの利用者に対してユニバーサルデザインでない、要するに40年前の建築であるので、利用しづらい物理的な構造が残されている。そういった面で大きな課題は抱えているが、一方で島根県全体が財政健全化の集中改革期間であり、平成23年度まではさらに財政規模を縮小していくという大きな方向性もある。よって、当面この5年間は、大きな課題に対して今後どうすべきかということを検討する期間としたいと考えており、そのように計画素案の中には記述している。

 


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