○音田総務課長

　報告第８１号平成２０年度２月補正予算案（経済対策）の概要についてご報告する。

　まず、５の２ページをご覧いただきたい。今回の予算資料から抜粋した全体の考え方を記載している。現下の経済危機に対処し、県経済と県民生活を守るため、必要な対策に早急に取り組んでいく。平成２０年度２月補正予算と平成２１年度当初予算を合わせて、切れ目のない景気・雇用対策を実施する。

　２番の経済対策関連予算額をご覧いただくと、２月補正全体では１２４億円、当初予算分として８３億円、合わせて２０７億円という規模である。

　下に注書きしているが、注２、財源としては国からの交付金が９５億円、国庫補助金が６３億円、県の一般財源が４９億円である。

　５の３ページに分野別概要を記載している。（１）の安全・安心な生活基盤などインフラ整備の促進として、県立学校の耐震改修など、教育施設の整備が含まれている。

　５の１ページをご覧いただきたい。教育委員会分の予算であるが、すべて教育施設課関係である。教育施設改善緊急対策として、全体で１１億円余である。１点目は耐震補強工事である。予算が５億５，７００万円余であり、合計１３棟の耐震補強工事を行う。２点目が校舎等大規模修繕工事、約４億円である。通常、校舎は建築から１５年ほどたつと、大きな修繕や防水工事をしてさらに長もちをさせるわけだが、今回経済対策分としてそちらの７校について校舎のリフレッシュ工事を行う。

　３点目が学校施設のバリアフリー化工事で、１億３，０００万円余である。松江東高等学校と出雲養護学校で工事を行う。松江市内の高校でエレベーターがついているのは南高だけであるため、今後障害を持った生徒に対応できるよう、東高校にエレベーターをつけるということである。

また、出雲養護学校については、体温調節のできにくい生徒が、小・中で５人、高等部で２人いて、かねてからこういう対策が必要とされていた。今回、経済対策分として、トイレ、シャワー等を整備する。