• 背景色 
  • 文字サイズ 

横鈩奥谷川・西谷川上流オオサンショウウオ生息地

  • 所在地

安来市広瀬町西谷(地図【マップonしまね(外部サイト)】

 

  • 交通案内

 自動車

 ・安来市街または山陰道(E9)「安来I.C」から県道45号や国道432号経由で約45分

 ・松江市街から国道432号経由で約60分

 ・奥出雲町中心(三成)市街から国道432号経由で約30分

 

  • 地域概要

 横鈩奥谷川と西谷川の上流部から成る本地域は、一級河川斐伊川水系飯梨川の上流域にあたります。そこは標高300メートル前後の里山で、その景観はかつてのかんな流しによって形づくられました。特筆すべきは、ここが県内有数のオオサンショウウオ繁殖生息地であることです。その保全活動は先駆的な取組みで全国の関係者から注目を集めています。

 オオサンショウウオAndriasjaponicusは最大150.5センチの記録を有する世界最大級の両生類です。西日本(岐阜県~大分県)に生息し、河川上流部で流れが緩やかな場所を好みます。夜行性の本種は日暮れ後に隠れ場所から出て、魚類や甲殻類を待ち伏せ、捕食します。繁殖期は秋口で、群れで繁殖することが知られていますが、野外における生活史の詳細は十分に解っていません。地域を定めず特別天然記念物に指定されている一方、河川改修や交雑問題で絶滅のおそれがあります。

 横鈩奥谷川に整備された「横鈩奥谷川オオサンショウウオ営巣地」には、ふつう見ることのできない巣内行動を調べるための人工巣穴観察小屋があります。西谷川にも「西谷川遡上路兼巣穴実証実験地」や「西谷川オオサンショウウオ営巣地」といった、生息域内保全兼生態観察施設が整備されています。

 これらの施設は学術調査団体「SAN-INやすぎオオサンショウウオの会」(岩田貴之代表)が保守し、生息調査や観察会を通じて来訪者の見学などに対応しています。

 

 

 横鈩奥谷川営巣地 西谷川実験地 西谷川営巣地

  横鈩奥谷川オオサンショウウオ営巣地   西谷川遡上路兼巣穴実証実験地    西谷川オオサンショウウオ営巣地  写真提供:SAN-INやすぎオオサンショウウオの会

 

  横鈩奥谷川・西谷川上流オオサンショウウオ生息地紹介リーフレット(PDF:3.20MB)

 

 

(令和5年8月)

 


お問い合わせ先

自然環境課

島根県庁 自然環境課   〒690-8501   島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階
   Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係)
           0852-22-5348/6433(自然公園施設係)
   0852-22-5347/6377/6516(自然保護係)
           0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係)
   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
                 shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)