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四十間堀川放水路

これまでの動き(関連事業も含む)

平成26年9月松江市街地治水計画策定【島根県・松江市】

 

平成27年3月斐伊川水系宍道湖東域河川整備計画策定【島根県】

 

平成30年9月新庁舎整備基本計画策定【松江市】外部サイト

 

平成31年4月新庁舎整備基本設計(素案)公表【松江市】外部サイト

 

令和2年2月新庁舎整備基本設計書完成【松江市】外部サイト

 

令和2年3月宍道湖・大橋川かわまちづくり計画(宍道湖北岸の親水護岸と千鳥南公園の整備)登録【国土交通省・松江市】外部サイト

 

令和2年10月新庁舎整備実施設計書完成【松江市】外部サイト

 

令和4年6月島根県議会建設環境委員会にて四十間堀川放水路整備計画概要について説明【島根県】

 

令和4年6月松江市議会全員協議会にて四十間堀川放水路整備計画概要について説明【島根県・松江市】

 

 

今後の予定

●ルート決定までの状況

 四十間堀川放水路については、複数のルートを比較検討した結果、経済性や周辺への影響などから現川沿いのルートを最良案とし、その後、松江市新庁舎計画に影響を及ぼすことから松江市と協議を重ね、令和4年4月に松江市の了承を得た。

 

●整備内容

 概算事業費等

概略平面図

 

●今後の進め方

 令和4年度より新庁舎計画に影響の無い下流部と上流部の実施設計及び地元調整に入る予定。

 なお、新庁舎計画に影響を及ぼす中流部については、今後も松江市と調整が必要。

 工事については、下流部及び上流部は適時着手していく予定であるが、中流部については、新庁舎整備と工程調整を図りながら進める。

 

松江市街地治水計画書(平成26年9月島根県・松江市)

●概要(P2)

 松江市街地においては、これまで昭和47年7月や平成18年7月の豪雨等により、宍道湖や大橋川の水位上昇に伴い、長時間にわたる家屋や幹線道路の浸水被害が発生している。

 近年、松江市街地周辺では市街化の進行が著しく、雨水の保水や貯水機能のある田畑や山林が失われるだけでなく、遊水池の役割を持っていた低平地での宅地化も進み、市街地およびその周辺に降った雨により、家屋や道路等で浸水被害が頻発している。

 こうした、松江市街地の浸水被害の対策としては、宍道湖や大橋川からの浸水を防ぐ外水対策と、松江市街地に降った雨による浸水を防ぐ内水対策を実施する必要がある。

 内水対策としては、市街化の進んだ土地利用状況や浸水被害の発生特性に応じて、河川の拡幅などの河道整備や内水排除ポンプの設置のほか、雨水排水路の整備、校庭に一時的に雨を貯留・浸透させるなどの流出抑制施設の整備など、総合的な治水対策が必要となる。

 

●松江市街地治水計画策定の基本条件(P7)

 ・橋北地区の中期計画目標:昭和47年7月洪水実績相当対応(概ね1/30確率降雨(222mm/24hr)程度)

 ・許容湛水位:橋北地区T.P.+1.30m

 

●松江市街地治水計画(橋北地区_中期計画)流量配分模式図(P70)

流量配分図

●整備期間と手順(P123)

整備期間と手順

 

斐伊川水系宍道湖東域河川整備計画(平成27年3月島根県)

●河川の特徴(P3)

 宍道湖東域の河川の特徴としては、松江堀川や佐陀川など平地部を流れる河川が多く、河床勾配も緩いため、河口部を中心に宍道湖・大橋川の背水区間の影響が大きく、明確な流れが認められない河川もあります。松江堀川は、松江城築城の際に内堀・外堀として造られた河川であり、常時湛水しています。

 

●過去の洪水概要、治水の現状と課題(P6)

 宍道湖東域は、市街地を中心とした下流域の勾配が緩く、宍道湖や大橋川の影響を受けやすいため、昭和39年7月、昭和40年7月、昭和47年7月、昭和56年6月、平成18年7月など多くの浸水被害を受けました。特に昭和47年7月豪雨では、松江市で床上浸水約5,900棟、床下浸水約14,500棟、被害総額約84億円にのぼる甚大な被害を受けました。

 朝酌川・松江堀川の治水事業は、昭和39年7月豪雨を契機に、昭和44年度より中小河川改修事業に着手し、平成5年度には中長期的な治水安全度の確保を目的として朝酌川の整備区間を延伸し、河道の整備を継続的に進めてきました。しかし、松江堀川は、河積不足により現況流下能力が十分ではない上に、近年の市街化の進行により流出量が増加し、黒田町等で度々浸水被害を受けてきました。

昭和47年7月昭和56年6月平成18年7月平成18年7月②

 

●河道の現状(P16)

 宍道湖東域の河川の多くは河口部を中心に宍道湖・大橋川の背水区間の影響が大きく、明確な流れが認められない河川もあります。これらの河川の河道内は、常時湛水しており、植生は主に河岸を中心に見られます。

 松江堀川は、松江城の堀であったため河床に勾配がほとんど無く、常時湛水しており、松江城山周囲を除き植生は少なく、護岸が整備された都市河川です。

四十間堀川写真

 

●河川空間の利用状況(P20)

 宍道湖東域では、ホーランエンヤや松江水郷祭をはじめとする地域の祭りや伝統行事など様々な催しに河川空間が利用されています。
松江堀川では、堀川遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」が運航され、水際から城下町の街並みを見ることができるだけでなく、松江城周辺の観光地等を結び、市内を巡る観光客の交通手段の役割も果たしています。近年では年間約35万人(平成25年)の観光客でにぎわっており、観光の場として日常的に河川空間が利用されています。

堀川遊覧船写真

 

●河川工事の目的、種類及び施行の場所(P23,32)

・松江堀川(四十間堀川)
戦後最大の浸水被害が発生した昭和47年7月豪雨相当の洪水に対して、家屋等の浸水被害の軽減を図るため、松江市千鳥町地先から松江市中原町地先において放水路整備、松江市内中原町地先において河積阻害となっている交融橋地点の河道改修を行います。

 放水路整備にあたっては、今後詳細な検討を踏まえて放水路ルートや断面等を決定します。また、放水路最下流に設置する逆流防止樋門は、宍道湖の景観に配慮したデザイン、構造を検討します。

 


お問い合わせ先

松江県土整備事務所

〒690-0011
松江市東津田町1741番地1
島根県松江合同庁舎
電話(0852)32-5719
ファックス(0852)32-5763 
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