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河川・海岸の現況

河川の3つの「かお」

川には3つの「かお」があります
恐い川

恐い川」:大雨が降ったとき氾濫し、水害をもたらします

↓治水
洪水を防ぐため河川改修をしたり、ダムを建設したり、また、洪水時の被害を最小限にするため水防計画を策定し、恐い川と戦います。

頼れる川

頼れる川」:水道、農業、工業、発電用水として用いられます

↓利水
ダム建設においては、水道、工業、発電用水の開発及び既得取水(農業用水等)の安定化を図るなど河川の総合的な整備を行います。

優しい川

優しい川」:さかな等動植物の生息地となり、また人間も泳いだり、魚を捕ったりと自然と親しませてくれます

 ↓環境
川が本来有している生物の良好な成育・生息環境に配慮した川づくりや人と川のふれあいがもてるような空間づくりを行います。

これらの「かお」を持つ「川」とうまくつき合っていくために、島根県河川課ではいろいろな事業を行っています。

 

河川の概況と整備方針

河川の概況と整備方針

概況

 島根県の河川は、一級河川3水系455河川、二級水系71水系145河川、合計74水系600河川で総延長は2,959kmに及びます(平成27年4月時点)。

 これらの河川のほとんどは中国山脈に源を発し、その北斜面を流れ下って日本海に注ぐため、短くて流域面積の小さい急流です。加えて、風化侵食を受けやすい地質のため、わずかな雨でも災害が発生しやすい特定があります。

 また、県内には、県管理の12ダム、県企業局管理の2ダム、中国電力管理の5ダム、合計19のダムが建設されており、洪水調節を始めとして、上水・工業用水の供給や発電といった多目的に利用されています。

 

※水系:河川の本流、支流、湖沼を含めた水の流れの系統

 

参考《河川の種類とその管理》

 河川は、その重要度に応じて、河川法の対象となる一級河川及び二級河川に指定されています。

 一級河川は国民経済上特に重要な水系である河川です。国土交通大臣が全面的に管理する重要度の高い「国管理区間」と都道府県知事が管理する「指定区間」があります。

 二級河川は一級河川以外の公共の利害に重要な水系である河川です。都道府県知事が管理します。

 それ以外の小規模な河川は市町村長の管理となります。

 

整備方針

 河川は、治水・利水に加え、潤いのある水辺空間や多様な生物の生息・生育環境、更には地域の風土と文化を形成するうえで重要な役割を担っています。

 このため、1997年(平成9年)には河川法が改正され、今後の河川整備にあたってはこうした観点に立ってその整備・保全に努めることとされています。

 本県においても、今後一層地域住民の方々の意見を取り入れ、人々が川に親しめる空間づくりや水質の浄化、更には動植物の良好な生息・生育環境の保全などに配慮しながら安全な暮らしを守るために河川改修に努めます。

 

〔3つの基本理念〕

(1)「安全で安心して暮らせる県土」を創る川づくり

・県土の発展を支える基盤の確保

・中山間地域の支援

・情報発信と危機管理対策の充実

 

(2)「健やかな地域」を育てる川づくり

・自然と親しみ、人とふれあう拠点の整備

・子ども達が川に学び遊べる場の提供

・ふるさとの歴史・文化を活かした地域づくりの支援

 

(3)「豊かな自然」を守る川づくり

・清流の保全

・「豊かな自然」を守る川づくり

 

河川整備事業

1.国が行う事業

斐伊川水系

 一級河川斐伊川は、下流の境水道から上流の大原郡木次町までの約127.7kmの区間と神戸川へ分はする斐伊川放水路4.1kmの区間、神戸川河口から12kmの区間、及び志津見ダム13.4km(神戸川11.8km、角井川1.6km)の区間において国土交通省により管理が行われています。

 昭和47年7月の豪雨を契機として抜本的な治水対策が要望され、斐伊川上流部に志津見ダム・尾原ダム、斐伊川中流部に放水路(新川開削及び神戸川の拡幅)、斐伊川下流部の大橋川の改修の3点セットで取り組みを実施中です。また、中海・宍道湖に関しては中海浄化対策が行われるとともに環境護岸や湖岸堤の整備が図られ、中海湖心・宍道湖湖心観測所等において水質監視も行われています。(写真:斐伊川(国管理区間))

斐伊川(国管理区間)

 

江の川・高津川水系

 一級河川江の川は河口から広島県境まで全川約91.3kmの区間において国土交通省により管理が行われています。沿川において築堤事業や流域水防災対策事業の実施により、安心して暮らせる安全な川づくりが進められています。

 一級河川高津川は河口から益田市神田までの約14.2kmと支川・派川の約5.8kmを合わせ約20.0kmの区間において国土交通省により管理が行われています。高津川派川においてふるさとの川整備事業として河川整備が進められています。(写真:高津川(国管理区間))

高津川(国管理区間)

 

2.県の行う事業

□国庫補助事業

広域基幹河川改修事業

 県管理河川において一定計画に基づき施行する改良工事で、その総事業費が概ね12億円以上のもの。

(例:五右衛門川、平田船川)

五右衛門川

 

広域一般河川改修事業

 県管理河川において一定計画に基づき施行する改良工事で、その総事業費が概ね6億円以上12億円以内のもの。

(例:斐伊川(横田))

斐伊川(横田)

 

総合流域防災事業

 水害対策と土砂災害対策、ハード対策とソフト対策を一体的に実施し、地方の自主性・裁量性をより高めつつ、流域一体となった総合的な防災対策を推進することを目的とする事業

(例:三谷川)

三谷川

 

鉄道橋・道路橋緊急対策事業

 河川の洪水疎通能力が著しく不足しているため、治水上ネックとなっている鉄道橋及び道路橋について、緊急的に改築を実施する事業。

(例:田頼川)

 

床上浸水対策特別緊急事業

 被災後、通常生活の復旧に多大な労力を要し、大きな経済的・身体的負担となる床上浸水が頻発している地域に関連する河川のうち、特に対策を促進する必要がある箇所の河川を対象として、治水手法の集約化・集中実施により、概ね5ヶ年間で再度被災防止対策を完成し、慢性的な床上浸水を早期に解消するための事業。

(例:新内藤川)

新内藤川

 

□県単独事業

安全な暮らしを守る県単独河川緊急整備事業

 水防計画に位置付けられた危険な箇所や慢性的な浸水被害の発生している箇所の解消を目的とした、国庫補助事業に採択されない規模の河川の改良事業。

(例:苅藻谷川放水路(H17完成))

苅藻谷川放水路

 

県単独河川環境整備事業

 国庫補助事業による河川改修区間外で、背後地の公園整備事業に併せて、親水性、生態系に配慮した河川工事を行うもの。

(例:新田川)

 

県単河川維持修繕事業

(1)県単河川維持修繕事業

国庫補助事業に採択されない規模の河川の維持修繕事業で掘削、浄化、河川管理施設の修繕を行う事業

 

(2)県単河川リフレッシュ事業

災害採択されない河道断面3割以上の埋塞土砂の掘削及び河道内の草丈が護岸高の4割以上の箇所の抜根、除草を行う事業。

 

 

3.市町村の行う事業

総合流域防災事業(準用河川改修事業)

 市町村管理河川において、一定の全体計画に基づき施行する改良工事で、その総事業費がおおむね3億円以上24億円以内のもの。

(例:今市川)

今市川

 


お問い合わせ先

河川課

〒690-8501 島根県松江市殿町8番地(県庁南庁舎)
0852-22-5196
0852-22-5681
kasen@pref.shimane.lg.jp