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 名前が<ニ>ではじまる植物の解説

ニワトコ(スイカズラ科)
早春の芽立ちが早いので、春の訪れをいち早く告げてくれるだけでなく、農家ではその若葉をつんで緑肥として苗代に鋤き込んだりしました。かつてはこの作業は、重要な農作業のひとつであり、ニワトコのことをタギ(田木)と呼ぶ地域もあります。
ニワトコは、比較的成長が早く、高さは5〜6mになり、樹皮にはコルク質がよく発達し縦に深く割れます。枝には、白または淡褐色の随があり、植物実験の切片を作るピスとして利用されています。材の黒焼きは、骨折の薬になると言われ、漢名で接骨木と呼ばれています。4〜5月ごろ新しい枝の先に多数の白い花をつけ、こんもりとした長さ3〜10cmの円錐形の花を形づくります。花を乾燥させたものを煎じて飲めば発汗、利尿効果があると言われています。
ニワトコ


  

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