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有識者インタビュー3

遺伝子組換え作物研究や消費者の反応等の現状をどのようにお考えか

・研究自身は今後も継続すべき。中止すれば今まで蓄積した成果が継承できなくなる。

・食物対象では厳しいが、環境修復目的の組み換えや、花を対象とした組み換えは受け入れられると思う。

・研究目的を厳選し、GMでしかできないものについてのみ研究するようにするべき。

・自然界には突然変異が存在し、その現象とGMの自然環境への影響は差はあまりないと考える。

・機能性の昂進目的のGMは、日本では必要性が薄いと考える。

・環境への影響については、栽培に関して定めたルールに従えば、GM植物もそれほど影響がないと思われる。

遺伝子組換え作物研究や食品流通の将来像をどのように見たらよいか

・第2世代のGMについては、疾病の予防という目的等であれば受け入れられると思うが、日本ではあまり広がらないのではないか。

・国では消費者に対して安心感を得るために、ある条件で抜け落ちる選抜マーカーや特定部位にしか働かない(食べる部分への影響がないように)プロモーターなど日本独自の技術を開発中。

・研究の継続、進展は必要

・一般の人に、もっと正確な情報の発信が必要。そうすれば、もっと理解されるかもしれない。

県立研究機関としてどこまでの研究をするべきと考えるか

・島根でのGM作物(少なくとも食物は)を求めていないのでは。お金もかかる。

・どこに目標を持ってゆくかによる。例えば、花について研究するのであれば、基礎のみではなく、GMにより作出する製品の目標を明確にして、実際に製品を作り出すまでの研究を行うべき。

・ただし、GM研究を中止すると、カンや経験といった部分が失われ、再開時の支障となるので、継続が必要。

県農林水産技術会議が検討している方針についてどのようにお考えか

・食物に関しては不必要

・基礎だけでなく、着地点を定める必要がある。

・民意の判定は、1年で行うより数年かけて行う方が望ましい。例えば、H16のとりまとめを行い、継続して聴取、情報提供を続け、数年ごとに方針を決める。


お問い合わせ先

農林水産総務課

島根県農林水産部農林水産総務課

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