世界狂犬病予防デー(WorldRabiesDay)について
毎年9月28日は「世界狂犬病予防デー」です
今なお世界各国で流行している「狂犬病」についてみんなで考えようと、平成19年(2007年)に「世界狂犬病予防デー」が設定され、世界各地で様々な取り組みが行われます。
狂犬病について理解を深めてください
すべての哺乳類に感染します
狂犬病は、狂犬病ウイルスを原因とする感染症で、犬はもちろん人間を含めたすべてのほ乳類が感染します。
人への感染は、主に狂犬病に感染した動物に咬まれ、唾液中に排出されるウイルスが傷口から体内に入ることにより感染します。
発症すると有効な治療法はありません
人も動物も発症すると、有効な治療法がなくほぼ100%死亡しますが、人では感染後(感染動物に咬まれた後)にワクチンを連続接種することにより発症を防ぐことができます。
世界では毎年55,000人もの命が狂犬病によって失われています
世界保健機構(WHO)の推計によると、世界では年間におよそ55,000人の人が狂犬病で亡くなっています。このうち30,000人以上がアジア地域での死亡者と言われています。また、狂犬病で亡くなる人のほとんどは、犬に咬まれて感染しています。
日本にも狂犬病がまん延していた時代がありました
日本では第2次世界大戦中の昭和19年(1944年)から約10年間、狂犬病が流行した時期があり、年間50人前後が狂犬病により亡くなっていましたが、昭和25年に狂犬病予防法が施行され、感染源となる犬の予防対策を徹底したことにより、人では昭和29年を最後に、また動物では昭和31年を最後に国内での発生はありません。
なお、狂犬病流行国で犬に咬まれ、帰国後に狂犬病を発症し死亡した事例が昭和45年に1例、平成18年に2例あります。
狂犬病の侵入とまん延を防止するために
人や物の国際交流が盛んな現代では、海外から日本に狂犬病が侵入する可能性は常に存在します。日頃から、狂犬病に対する理解を深め、予防しておくことが大切です。
犬を狂犬病から守ることで、人の感染リスクは限りなく小さくなります
狂犬病は、すべてのほ乳類が感染しますが、まん延の原因となる動物は限られており、アジア地域などの狂犬病流行国では犬が主なまん延源となっています。
飼い犬に狂犬病予防注射を接種することで、犬でのまん延が予防され人への被害を防ぐことができます。
あなたの犬はしっかり予防されていますか?
「狂犬病予防法」(昭和25年法律第247号)に基づき、91日齢以上の犬の所有者は、その犬を所有してから30日内に市町村に犬の登録をし、鑑札の交付を受けるとともに、狂犬病の予防注射を犬に受けさせ、注射済票の交付を受けなければなりません。また、交付された鑑札と注射済票は、必ず犬に付けなければなりません。
犬を飼われている方は、社会に対する責務として、犬の登録と年1回の狂犬病の予防注射を必ず行ってください。
リンク(厚生労働省)
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