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おもてなしで地域の魅力アップ

豪華列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」運行

宍道湖畔を走る瑞風の写真
宍道湖畔を走る瑞風


TWILIGHTEXPRESS瑞風の写真
TWILIGHT EXPRESS瑞風


JR西日本の新たな寝台列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風」がデビューし、乗客を島根路の旅にいざなっています。県内の沿線や観光先でのおもてなしに加え、列車内にしつらえられた島根の伝統工芸品が、島根のPRと地域の魅力アップに貢献しています。


1組占有の車両「ザ・スイート」のリビングの写真
1組占有の車両「ザ・スイート」のリビング


列車内に飾られた安野光雅氏の水彩画の写真
列車内に飾られた安野光雅氏の水彩画


「美しい日本をホテルが走る」をコンセプトにした瑞風は6月17日に運行を開始。インテリアや食事、観光コースを厳選した上質の旅を提供しています。京都駅・大阪駅と下関駅を結ぶ1泊2日の「山陰コース」「山陽コース」と、京都駅・大阪駅を発着地に2泊3日で周遊する「山陽・山陰コース」があり、料金は1泊2日で1人27万円から。定員は最大34人で、9月末までの第1期運行分は平均倍率5.5倍と高い関心を集めています。

10両編成の車両には、展望車や食堂車、乗客1組の専用客車「ザ・スイート」などがあり、津和野町出身の画家・安野光雅さんの水彩画や出雲めのうの勾玉など、島根ゆかりの品々が取り入れられています。

石州和紙の西田和紙工房ではランプシェードを、出雲の出西窯では茶器を、それぞれ瑞風専用として新たに制作。食堂車では、益田と松江で活躍するシェフ2人が監修したメニューで地元の食材が振る舞われるなど、島根の豊かな文化や食をアピールする場となっています。

県内では、出雲市駅と宍道駅、松江駅に停車し、乗客は出雲大社やたたら製鉄が操業された「菅谷(すがや)たたら山内(さんない)」、松平不昧公ゆかりの茶室「明々庵」などを訪問するため、その受け入れ先では新たな観光ルートや商品が開発されています。それ以外の沿線地域でも車窓から美しい島根の景色を楽しんでもらおうと環境美化活動を行うなど、地域の魅力に磨きをかけています。


列車内に展示されている出雲めのうの写真
列車内に展示されている出雲めのう


瑞風のために制作された石州和紙のランプシェードの写真
瑞風のために制作された石州和紙のランプシェード


浜田のおもてなし

浜田路を季節の花で歓迎/浜田地区おもてなし連絡会

瑞風に手を振る児童の写真
瑞風に手を振る児童


浜田市と島根県立大学、地元公民館、JRなどが一体となって「浜田地区おもてなし連絡会」を組織。浜田駅と、石見海岸のビューポイントに設定されている折居駅にプランターを設置したり、沿線にひまわりやコスモスを植えたりして、季節の花で飾っています。

また瑞風通過時には児童が手を振って歓迎し、車窓から魅力的な浜田を印象づけています。


雲南のおもてなし

ガイドや神楽で地域力向上/雲南市

瑞風運行に向けたモニターツアーの様子の写真
瑞風運行に向けたモニターツアー


雲南市では、菅谷たたら山内や須我神社、室山農園など、古事記に登場する出雲神話や歴史、風土を体験できる観光コースを新たに設定。乗客を案内する観光ガイドのスキルアップや昼食に提供する郷土料理のメニューづくり、出雲神楽の定期上演化に取り組んでいます。

瑞風乗客の観光地になったことが住民の自信になり、文化継承や観光資源の発掘につながっています。



●問い合わせ先
観光振興課(TEL:0852・22・5619)


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp