就任記者会（５月１日）

質問事項

１．県政の重要課題

○山陰中央新報

　知事に就任されたわけですけれども、県政の課題で山積している状況だと思いますけれども、まず取り組むべき重点課題について、その認識と具体的な対応策が、早急にとれるものがあれば、簡単にお願いします。

○溝口知事

　私の政策、選挙の公約でありますとか、あるいは皆様のアンケート等にお答えをしておりますが、当面、早く取り組むべき重要な課題といたしまして２つあると考えております。

　一つは、やはり活力ある島根を実現するように産業の振興を行うということでございます。これは腰を据えてやらなければいけない課題でございますが、早く活動に移していくということで、戦略を練る会議を今月中ぐらいに立ち上げまして、来月の初めぐらいには第１回の会合を開いて具体的な検討を進めたいというふうに考えております。

　それから、もう一つの問題は、財政の健全化という問題でございます。これもやはり中期的な財政健全化の道筋をつけませんと、毎年度の予算でありますとか、あるいは行政の運営の方針が定まらないわけでございまして、これは時間を限って対応しようと思っております。公約で申しました改革推進会議という会議、民間の方々が委員でございますが、これを５月中にもこういうメンバーで立ち上げますという発表をいたしたいと思っております。そして、第１回目の会合を６月の初めには行い、夏の間、秋の初頭ぐらいにはこの改革推進会議の結論も得まして、それから１０月の末には県としての財政健全化の展望、そういうものをお示しをしたいという段取りを考えております。それをもとに来年度以降の予算編成に当たっていくということでございまして、ほかにもいろんな重要課題はございますが、大きな当面取り組む課題としてはこの２つでございます。