3月10日（木）、平成27年度環境保全型農業推進コンクールの有機農業の部において、農林水産大臣賞を受賞された有限会社やさか共同農場の代表取締役佐藤大輔さんと懇談しました。

　環境保全型農業推進コンクールは、農林水産省の主催により、有機農業をはじめとする環境保全型農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善に取り組み、農業の有する多面的機能の発揮のための環境の保全活動を通じ、地域社会の発展に貢献している農業者等を表彰しています。

　このたび受賞された同社は、長年、農薬や化学肥料に頼らない大豆等の生産やみそ加工等に地域の方と一緒に取り組み、1つの産業として定着させたこと、また、農業研修生を受け入れることで多数の有機農業者の定住につなげるなど、町の地域振興や地域経済に大きく貢献したことなどが評価されました。

（写真：懇談の様子）

　懇談で佐藤さんは「このたびは、私たちが頑張ったというよりは、地域の方々に支えられたことによりいただいた賞だと思っています。味噌づくりは、地元のおばあちゃんが先生でした。島根県の農産物はおいしいので、食べてもらえれば必ずその良さを分かってもらえます。これからは、売り方のひとつとして生産者が消費地に直接出向いて行くことも必要だと思っています。このような賞をいただいたことをきっかけに、さらに人の受け入れに力を入れていきたいです。」と話されました。

　知事は「やさか共同農場さんの取り組みが、地域の方の刺激になっていると思います。『有機野菜といえば島根』といわれるくらい、県全体に広めていきたいですね。これからもがんばってください。」と述べました。

（写真：佐藤さんと）