動物関係情報
(写真)動物愛護棟の全景
野良猫への餌やりと繁殖制限について
困った現実
野良猫が可哀想だからと言って、餌を与える人がいます。餌を与えるだけの人のことです。そういう人は本当に猫のことを思いやっていると言えるのでしょうか。
餌やり場の周辺は、残り餌や繁殖して増えたねこの糞尿で悪臭を放ったり、鳴き声やハエ・ゴキブリ等の害虫の発生、器物の破損などで周辺にお住まいの方々に大変な迷惑をかけています。
猫自身に与える悪影響
猫にとって、よかれと思って始められたことなのかも知れません。しかし、実はその猫達にも大変な悪影響を与えていることをお気付きでしょうか。
- 猫が繁殖して増えれば縄張り争いが起こり、怪我や事故死が絶えなくなります。
- 猫同士の間に病気が流行しやすくなってしまいます。
- 妊娠・出産の繰り返しで母体が衰弱してしまいます。
餌を与えるなら責任を持って世話をしてください
あなたが野良猫に餌やりをされているのであれば、あなたに猫の世話をする責任があります。
本当に猫のためを思って餌を与えようとするなら、猫のためにも、周辺の住民の方々の理解を得るためにも、次のことを守ってください。
- 餌は人の迷惑にならない場所で、決めた時間に与える。
- 残り餌は早く片づける。
- 糞尿の始末をし、周辺環境を常に清潔に保つ。
- これ以上、野良猫が増えないように繁殖制限をする。
繁殖制限を行いましょう
猫は繁殖力が旺盛で、年平均3回の発情期があり、平均5匹の子猫を生みます。
単純計算しても、1つがいの猫から1年で15匹の子猫が生まれる可能性があることになります。その子猫達も半年過ぎで子供を生むことが可能となりますから、またそこから1年で15匹生まれ……。
- あなたはその全てを飼ってやることができますか?
- 全ての子猫の貰い手を探し出すことができますか?
- 現実には取扱いに困り、捨ててしまう例が後を絶ちません。
そうした悲しい命をこれ以上増やさないためにも、ぜひ避妊手術や去勢手術等の繁殖制限を行ってください。
そうすれば、猫も発情期の性衝動のストレスがなくなり、猫同士のトラブルも激減します。
●お問い合わせ先:出雲保健所動物管理課電話:0853-21-8788
お問い合わせ先
出雲保健所
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