159例目(12月9日確認)について

確認された159例目について、12月10日に開催した記者会見の詳細は以下のとおりです。

報道発表資料

1.概要

 12月9日(水)に出雲保健所管内の医療機関を受診した患者の新型コロナウイルス検査を実施したところ、陽性であることが判明しました。現在、患者は軽症です。

 県内で159例目の新型コロナウイルス感染症患者となります。

 

2.患者

(1)年代:20歳代

(2)性別:非公表

(3)居住地:島根県出雲市

(4)症状:発熱(最高38.6℃)、咳、鼻汁、咽頭痛

(5)経過:12月7日(月)発熱(38.3℃)、咳、鼻汁、咽頭痛

 12月9日(水)・医療機関を受診

 ・抗原検査により陽性確認

 

3.調査の状況

 患者の行動調査、濃厚接触者の特定及び健康調査を実施中です。

県説明

県説明(PDF)

【患者について】

  • 最初に、患者さんについて、申し上げます。

  • 昨日、12月9日(水)に、県内で「159例目」となる新型コロナウイルス感染症患者が、出雲市内で確認されました。

  • 患者さんは、「出雲市在住」、「20歳代」の方であります。

  • この患者さんは、島根大学医学部の学生の方です。

  • なお、性別については、個人の特定につながるおそれがあることから公表は差し控えさせていただきます。

  • 患者さんの大学での出校状況や島根大学医学部としての対応等については、この後、鬼形島根大学医学部長から説明していただきます。

  • この患者さんは、7日(月)に38度3分の発熱、咳、鼻汁、咽頭痛の症状がありました。

  • その後も同様な症状が続き、9日(水)には、38度6分と熱が上がったことから、医療機関を受診され、その医療機関で検査を行ったところ「陽性」と判明したところであります。

  • 患者さんは、現在も発熱等の症状はありますが「軽症」であります。

  • 昨日は自宅で療養していただき、本日、感染症対策を講じた医療機関に入院していただく予定であります。

     

【現時点での行動歴】

  • 出雲保健所においては、感染拡大防止のため、昨日から、行動履歴や、濃厚接触者についての調査を行っており、現時点で把握できた行動歴等について説明します。

<発症の2日前以降の行動>

  • まずは、症状が発症した2日前以降の患者さんの行動についてであります。
  • この間は、この患者さんから他の方に感染する可能性がある期間であり、感染のおそれの高い濃厚接触者を確認するための調査であります。
  • 発症日の7日(月)の2日前である5日(土)以降についてであります。

(1)この間、複数人の方と会食等で接触されておりますが、接触者は特定できております。
濃厚接触となる接触にあたるかどうかは、現在、調査中です。
(2)7日(月)以降は、発熱等の症状があったことから自宅で療養されており、9日(水)は医療機関を受診されておられます。

  • 現在、行動歴の詳細の調査を進めており、接触があった関係者については、本日から検体を採取し、PCR検査など必要な検査を実施いたします。

<発症14日前(感染源調査)の行動>

  • 次に、発症14日前までの行動について、把握した情報について、ご説明します。この間に、患者さんがどこから感染したのか、この患者さん以外に感染者はいないのか、を調査するものであります。

(1)患者さんは、この間、授業はオンラインで自宅で受けておられます。また、病棟には行っておられません。

(2)また、患者さんは、県外には行っておられません。

(3)このほか、県外の方との接触や、不特定多数の方の接触があるなどの行動歴の詳細については、現在、調査中であります。

  • 県としましては、まずは発症2日前以降の濃厚接触者及び接触者の調査を積極的に行い、幅広にPCR検査など必要な検査を実施し、感染拡大の防止に努めてまいります。


【県民の皆さん、報道機関の皆さんへ】

  • 県民の皆さまにおかれては、これまでもお願いしておりますとおり、県から提供する情報に基づき、冷静な対応をお願いします。
  • 個人を特定する行為や、患者さんへの誹謗中傷が拡がったりすれば、その後の事案で、保健所への情報提供や、そもそも感染や症状を名乗り出ることを控えるなどの悪影響が懸念され、かえって、広く感染拡大が県民に及びかねないという状況になることが懸念されます。
  • 患者さんの人権を守り、感染拡大を防止するために、個人を特定する行動や、患者さんへの誹謗中傷は許されませんので、厳に謹んでいただきますよう、お願い申し上げます。
  • 県では、患者さんの行動歴の公表は、個人の特定につながることがないように、感染拡大を防止するために必要な場合に限っております。
  • 県が公表する情報が具体的でないために、様々な推測や憶測がなされる場合がありますが、県が公表している内容を超える内容は事実とは限りませんので、注意してください。
  • 報道機関の皆様には、引き続き、患者さん、周囲の方への配慮、プライバシーを尊重した報道に、ご配慮願います。
  • また、全国的には新型コロナウイルス感染症が拡大傾向にあるなか、県内でも、ここ数日間、感染者の発生が続いております。
  • 県民の皆様におかれては、職場や家庭での感染を防ぐため、感染リスクが高まるとして、政府が注意喚起をしている、「5つの場面(飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わり)」に注意していただくとともに、

引き続き、
(1)「三つの密」の回避
(2)「人と人との距離の確保」
(3)「マスクの着用」
(4)「手洗いなどの手指衛生」
など、基本的な感染対策に継続して取り組んでいただくよう、お願い申し上げます。

大学説明

大学説明(PDF)

  • 今回、島根大学医学部の学生が、新型コロナウイルス感染症の感染が確認されました。
  • 本学としては、これまで学生をはじめ、大学関係者の感染防止に努めてきたところでありますが、学内で感染者が発生したことについては、重く受け止めています。
  • これまで,本学部としては、感染拡大の防止に向けて、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド授業を展開しています。課外活動においても三密を避ける等のガイドラインを定め感染防止に努めております。詳細は別紙(PDF)のとおりです。
  • 学生が入校する際には,マスクの着用・手指消毒を徹底しております。
  • 学生の健康状態の把握のため健康管理表を携帯させ発熱等の体調異常が生じた場合は,出校を禁止しています。
  • 今回の学生は,11月中旬以降はオンラインのみで授業を受講しております。
  • 保健所の調査に全面的に協力し、大学としても感染症防止のための働きかけを学生に行い、当面は、出雲キャンパスへの入構を禁止し,オンラインでの授業を実施します。
  • 学生の人権尊重と、個人情報の保護にご理解とご配慮をお願いします。
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