【表紙】 もっとどこでも盲導犬 もっと知ってほしい盲導犬ガイド (ユーザーさんが盲導犬と一緒に歩いているイラスト) 【1ページ目】 1 みなさんにお願いしたいこと 盲導犬へのNG事項 話しかけないで 触らないで 目を合わせないで 食べ物を与えないで (困り顔の盲導犬のイラスト。困るんだワンとのふきだし) ハーネスをつけた時はお仕事中! とっても集中しているんだ 盲導犬ではなくユーザーへの声かけをお願いします ●自転車ですれ違う方は、声やベルで知らせてください。 ●ペットを散歩している方は、犬を連れていることを知らせてください。 【2ページ目】 2 盲導犬はいろいろな所へ行けるし乗り物にも乗れるよ 入店拒否しないでね 病院(看護士さんのイラスト) 飲食店(パスタのイラスト) ホテル(ホテルの部屋のイラスト) 乗り物(飛行機に盲導犬が乗っているイラスト) 盲導犬の同伴は、人が立ち入ることのできる様々な場所で受け入れるよう法律で義務付けられています。 ●身体障害者補助犬法 この法律により、公共施設や交通機関、あらゆる民間施設でも身体障害者が補助犬を同伴することを拒むことはできません。 ●障害者差別解消法 障がいがあるということだけで、サービスの提供の拒否、制限や条件を付ける行為は禁止されています。 詳しくはコチラ 厚生労働省HP(QRコード) 【3ページ目】 盲導犬いざお仕事へ! (ハーネスをつけた盲導犬のイラスト) ハーネス 盲導犬が体につけている白い胴輪のことです。 盲導犬の表記 外から見てわかる所に「盲導犬」と表記されています。 コート 毛が飛ばないように気をつけて盲導犬にコートを着せることもあります。 盲導犬ユーザー 盲導犬と歩いている人を「盲導犬ユーザー」と呼びます。 盲導犬は目の見えない人、見えにくい人が使用しています。 (ユーザーとマナーコートを着た盲導犬のイラスト) 【4ページ目】 盲導犬についてQ&A  Q 盲導犬はどうして吠えないのですか A 盲導犬が吠えると、盲導犬ユーザーも安全に歩くことができません。そのためおだやかな性格の犬を選び、訓練しています。 Q 盲導犬のトイレはどうしていますか A ユーザーが合図した時に排泄するよう訓練しています。 (恥ずかしそうな表情の盲導犬のイラスト おしりに袋つけてトイレ中) Q 盲導犬の手入れはどうしていますか A ユーザーが毎日ブラッシングし、月に1回シャンプーもします。お手入れが行き届いていて衛生的です。 (ブラッシングされて、心地よさそうにしている盲導犬のイラスト) Q 盲導犬は目の不自由な人が買っているのですか? A 盲導犬は買うのではなく、貸与されています。盲導犬の育成はみなさまからの寄付や募金に支えられています。 【5、6ページ目】 お手伝いの仕方 ①「声かけ」からスタート!! いきなり腕や肩にさわるのではなくまずは盲導犬ユーザーに声をかけてください。 (ユーザーさんにお手伝いしましょうか?と、声がけをしている人のイラスト) ②お手伝いの内容を聞きましょう 声かけをした後は、何がお手伝いできるか聞いてください。 ③案内の仕方 案内していただける時は盲導犬ユーザーの手が空いている側の前に立ち自分のひじか肩を軽くつかんでもらって一緒に歩いてください。 歩きだす、止まる、曲がる、階段の上り下りなどの情報を相手に伝えながら歩きましょう。 (ユーザーが案内をしてくださる人のひじを持って一緒に歩いているイラスト) ATTENTION ユーザーの腕を引っ張ったり盲導犬のハーネスをつかむことは危険なので絶対にしないでください。 ④お手伝いが終わったら お手伝いをしていただいた後はだまって離れずに「ここまででいいですか」「さようなら」など自分がそこでお別れすることが相手に伝わるようにあいさつしてください。 (ここまででいいですか?と言ってそこを離れようとしている人と、ありがとうございましたとお礼を言っているユーザーさんのイラスト) こんな時は声かけしてください。 ・道に迷っている様子の時 ユーザーは盲導犬に指示を出して歩いていますが、迷うこともあります。 もしも困っている様子を見かけたらお手伝いの声をかけてください。 ・信号を待っている時 盲導犬は信号を判断できません。 目の不自由な人が交差点や横断歩道で迷っている場合はぜひ信号の色を教えてください。 ・危険な場合 特に駅のホームや交差点は危険です。 危険だと思われる場合は迷わず声をかけて歩行を止めていただき、安全な場所へ誘導してください。 【7ページ目(裏表紙)】 盲導犬の活動にご理解、ご協力いただき、感謝いたします。 ユーザーみんなのありがとう!! 白杖よりも速く歩けるようになった 盲導犬を通じて友達が増え社会参加につながった 盲導犬と一緒に行きたいところに行けるようになった あいさつや声をかけてもらえる機会が増えた 外に出るのが楽しくなった 困っている時に声をかけてもらいうれしかった 四季を感じながら歩く楽しさを感じるようになった (マナーコートを着た盲導犬と一緒に歩くユーザーさんのイラスト) 2020年10月 発行 島根県 障がい福祉課 企画 島根ハーネスの会 協力 公益財団法人 日本盲導犬協会 盲導犬の普及と理解を願い、活動しています。 ボランティアを募集しています。 お問合せはメールでお願いします。 島根ハーネスの会 事務局 HP http://www.shimane-harness.jp (QRコード)